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パースのある背景の練習方法を考える


地道だけど確実に背景を描くのが上手くなる練習法を考えねば。

自分が描けるようになりたい「上手い背景の定義」とは、

1.コマ割りで違和感のない背景
2.キャラを引き立たせる背景
3.世界観を表現する背景

めちゃくちゃクオリティーが高くなくてもいい。だけど、キャラクターに合っている描写の背景が描けるようにしたい。自分の描くキャラと背景が調和して欲しい。

だけど、一枚絵になっている素材として活用しやすい背景も描けるようになっていたい。

動画のスクショを集めたのは良かったと思う。

写真素材だと、『背景』ではなく『景色』なので、「キャラの後ろにこんな感じで」と、使いにくいのではないか?コマ割りに入る背景としては参考になるアイレベルではなかったりするし。

それに比べてドラマや映画の映像動画は、カメラワークで同じモチーフでも色々な角度からクローズアップしたり引いたりする。同じ室内でも色々な角度と構図を見ることが出来る。そして、人物に対して背景がどのように入るのか参考になることも多い。何しろ、映像を取っている方々がプロ、一流。多くのスタッフを使って創作されているから、どのカットも洗練されている。

ただ、問題があるとすれば、映像だから横構図であることだ。漫画やタテコミの構図の多くが縦なのだから、そのまんま流用出来る事は少ない。

それでも、ストーリーがあるだけで写真素材の『景色』に比べれば、ドラマティックで学べる演出がたくさんあり、『景色』を魅せるタイミングなどは、漫画の構成を考える上で参考になる。世界観の統一感も学べる。これは、副産物の利だ。

目的の練習から逃避していた。そして軌道修正

この間の記事では、「ただただスケッチを練習している状態」みたいなことを言って嘆いていたと思う。

デッサンが崩れていて、紙面を埋めることで精一杯になっていた。これはあまり良くない。リハビリだと思えば悪くないけれど。
自分のやっている事に意味があるのか気を揉んだ。

そして、

背景描けなさすぎて、ついつい部分的なスケッチに留まっていたところから、元々やらなければならないと思っていた、画面全体をスケッチする練習に取りかかった。
ここに来るまでに2~3日目的が定まらない(やろうと思っていたけれど、背景に直結しない)逃避行動なスケッチが続いていたが、やっと、ここに来てパースを捉える練習にたどり着いた。

本音としては、難しくて逃げていた。単品の灯籠とか置物とかモチーフをスケッチしてやった気になろうとしていた。モチーフを描く練習もする予定はあったけれど、最優先はパースのある背景を描く事だと思っていても、描けなくて苦しんでいた。描いては消して、モチーフ描きに逃げていた。

これ、これをしたかったんだ。こういう練習!
数日で、上達が見えた!

映像のスクショの構図とパースを読み取って描き出す練習。きっと、ネームを描いたり下絵をしながら背景をどう入れるかスラスラ出来るようになるには、こんな練習を沢山する必要があるんじゃないか?と思っていた。

地道だけど最短で背景が上手くなる練習だったら良いな。

『スケッチ素材になる映像スクショを集める』→『パースのある背景をスケッチする』という練習法は悪くないはずと思っているけれど、惰性や逃避行動になったり、数をこなすばかりに終始して「気づき」「学び」が薄くならないようにと思う。

それで、二つのスケッチパターンを繰り返そうかと思う。

1.消失点を見つけて描くスケッチ
2.なんとなくパースを見つけて描くスケッチ

一つ目は、マッチ箱ていどの枠で描く。なぜなら、消失点は、枠から大分離れたところにあったりするので、マッチ箱程度で描いた方が、紙面内(か少しのはみ出し)に消失点の印を付けられる。ドラマティックな構図を学ぶのに良いと思う。細かい描き込みはしないから沢山描くことが出来る。色々な構図の経験が積める。
二つ目は、手のひらサイズの枠で背景を描く。目と手元を鍛える。画面が大きいほどパースのずれも大きくなるけれど、柱の太さ、縁の太さなどを的確に描写する訓練になる。細かい描写をしながら、空間表現に慣れていく。

大きな画面を描くのは、本番で素材を作成する段階で良いと思っている。多くの構図を描いて、自在にパースのある背景をコマ割りの中に描き入れていく事が出来るようになるには、完成度のある作品を描くのではなくて、経験値を作っていった方が良い。

だけど、年内には練習ではなくて本番に取りかかる。練習に期限を設けることで、集中して実のある練習にしたい。

あと4日しかないと思って取り組む。その後は、27講座のオンデマンドに食らいつかねばならないのだから!

あと4日で、一週間前の自分と明らかに違う実力を身につけなきゃならない!

ずっと基礎練習してそこから進まない自分の過去を知っている。バリエーションに発展すると基礎の弱さに苛まれる。基礎の上級者に辿り着けない事が往々にしてある。そんな人生だった・・・・・・

毎回今度こそ実を結ぶんだと、一向にうだつの上がらない私である。絵に向き合うのを避けていた時代が長すぎて、結局、その間に取り組んでいた事も極められたジャンルが一つも無い。さっさと絵に向き合えば良かったと思っている。絵の肥やしになるほどの人生の歩みがない。空白だったとは言いたくないなりに、デザイン業もしていたんだけど、実力も知識も全部イマイチだったな。

楽しみな講座がもうすぐだ。

大それた野望は一切ありません。

前回の記事でも言ったけど、30年間を取り返さなきゃならない。学生時代にもっと賢かったら身につけていた技術や知識を今更だけど身につけたい。それでも、30年間たゆみなくやってきた人の足下に及ばないんだけどね。

数年後には、取り戻したね!と言えるようになりたい。
でも、どこまでやったら取り戻したなのかは想定していない。
そして、想定がうっすらあるけれど、あんまり成功しているイメージなんか無いんだよね。

欲しかった実力を身につけて、それで終わってしまいそうな気もする。
元を取るとか、成功するとかまでたどり着くとは思っていない。
そんなに高い理想や、大きな事を成し遂げるという目標も野望もないんだよね。夢舞台とか考えてもいない。想像できない。無理だと思っている。

成功できるなら、もうとっくに何かしらで大成している。
でも、してない。へなちょこだから。

だから、「目標は何ですか?」と問い詰めないで欲しい。
たまに、コンサルタント的な視点から、「実現したい事がある」が前提としてあって当然みたいな人いるじゃないですか・・・・・・
あれ、意義とか有意義とかそんのから外れた人を排除したいんですかね?
止めてくださいって思う(誰も言ってこないけど)。

それでも、最短で上手くなりたい。
夢見るほど体力も気力も無いけど、やるんだ、練習を・・・・・・そして創作を。

おぴゃすみなさい。


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