探究学舎の中高生キャンプ!
こんにちは!探究学舎のホッシーです。
本記事では、中高生対象のキャンプ企画について、そのコンセプトや魅力、当日の様子についてお伝えします。
過去三回のキャンプ全てが忘れがたい思い出であり、宝物のような時間となりました。本イベントの魅力が多くの人に伝わればとても嬉しいです。(長文です笑)
中高生キャンプのコンセプト
中高生キャンプのコンセプトは「自分自身を探究する」こと。
舞台となるのは、ライジングフィールド軽井沢。子どもたちの生きる力を高める、軽井沢の大自然に囲まれた4万坪のアウトドアリゾートです!
いかがでしょうか!?素晴らしい場所だと思いませんか!?
これまで春、夏、秋と実施してきましたが、四季折々の自然がとても美しく、心も澄んでいくような気がします。自分と対話し、向き合うには最適な環境です。
この場所に全国の中高生たちが集い、二泊三日、衣食住を共にします。同年代の仲間やスタッフたちと触れ合いながら、多様なアクティビティを通して「自分自身を探究」していくのが中高生キャンプです。
では一体、中高生キャンプでは具体的にどんなことをするのか。当日の様子を中心にご紹介していきます!
キャンプ当日の様子
キャンプ当日。中高生たちは少し緊張した面持ちで会場へと到着。
会場到着後は、メインステージに移動してオープニングを実施。不安と期待、ワクワクなど、様々な感情が混じり合いながらキャンプの幕が上がります。
簡単なアイスブレイクののち、自然へのチェックインを実施。森や川、澄んだ空気を全身で感じ、心と身体の感覚を解放していきます。
慣れてきたのか、みんなの表情も次第に朗らかになり、仲間たちとともに自然の中で美味しいランチタイム♪
ランチ後は全員でキャンプのコンセプトを再確認。その際に活躍するのが、グラブノートというツール。
自分が得たいもの、手放したいものを、手のひらの中と外に書き分けることで、キャンプの目的を見える化していきます。
このグラブノートは三日間を通して使用し、フィードバックをもらいながら、自分の目的が果たせているかを都度振り返ります。
キャンプの目的が明確になったところで、様々なコンテンツが本格的にスタート!
ではここからは、キャンプのコンテンツをいくつかご紹介していきます!
※季節ごとに実施するコンテンツは異なります
体験型アクティビィティ
施設には体験型アクティビティが多数存在しており、チームに分かれて様々なミッションに挑戦していきます。
これらは全て、チームワークやリーダーシップ、タイムマネジメントや発想力など、様々な観点での気づきが得られる設計となっています。
チーム単位で自立的に行動し、意見をかわしながらアクティビティに取り組む中高生たち。短時間でチームに多くの変化が見られます。
タグラグビー
大人も子どもも、運動が苦手でも一緒に楽しめるタグラグビー!タックルの代わりに腰のタグを取る形式のため、安心安全な設計です。
シンプルながらも奥深いタグラグビーは、チームワークやスポーツマンシップ、戦略性など、様々な学びを得ることができます。
練習を重ねるごとにチームに一体感が生まれ、技術や戦術もどんどん向上。
どの回も素晴らしい試合が展開されたのですが、特に思い出深いのは冬のキャンプ。試合の序盤、突如として吹き荒れた吹雪。
しかしゲームはそのまま続行!極寒の大地を舞台に中高生たちの熱い闘いが繰り広げられました。
真剣勝負を終え、悔しさのあまり涙する子も。吹雪の中でのタグラグビーは、記憶にも記録にも刻まれる歴史的一戦となりました。
涙するほど全力で感情を揺さぶられる瞬間は、人生でどれくらい経験できるものなのでしょうか。
本気で取り組むからこそ楽しいし、学びが深まる。中高生たちの姿を見ていてそんなことを感じさせられました。
焚き火トーク
夜の静寂の中、炎を前に自身と向き合う時間。それが焚き火トークです。一日の出来事を思い出しながら、ひとり静かに振り返ります。
その後は自分たちでテーマを設定し、将来の夢や進路、学校での出来事、悩みなどについて語り合う中高生たち。
もちろん真剣な話だけではなく、楽しいエピソード、淡い恋バナなど、様々な話が繰り広げられていました。
同世代の仲間たちと夢や感情を分かち合い、自身の意見を伝える経験は、彼らにとってかけがえのない時間となったようです。
静かに輝く軽井沢の星空が、そんな中高生たちの未来を明るく照らしているようでした。
舞踏会
第三回のキャンプで初めて実施し、大反響だったコンテンツがこちらの舞踏会!生徒たちが社交ダンスを行うという斬新な企画!
みなさんは舞踏会に参加したことはありますでしょうか。少なくとも僕はありませんでした。。。どんな場か知らない人も多かったです。
そこで、舞踏会を盛り上げるために、日本でもトップクラスの社交ダンサーが登場!
中高生の前で、お二人は圧倒的なパフォーマンスを披露。会場は熱気と興奮に包まれます。
会場のテンションがMAXになったところで練習開始!丁寧な指導のもと、社交ダンスのステップを練習します。しかし、この企画で本当に大切なのはステップなどの技術ではありません。
最も大切なのは、相手をエスコートし、エスコートされる技術!日本ではなかなか学ぶことの少ないエスコートについて、社交ダンスを通して身につけていきます。
そしてなんと!最終的に、男の子は気になる女の子をダンスに誘います!勇気を出して1歩、いや1ステップ踏み出す経験は、中高生たちの心に深く刻まれたはずです。
生活全てがコンテンツ
上記以外にも、キャンプでは様々なコンテンツが登場します。季節に合わせた多様な体験全てが、自分について知るヒントとなっていきます。
こちら側で用意したコンテンツ以外にも、自分たち次第で日常全てが学びになります。食事の時間も自由時間も、全て貴重な学びの機会。かけがえのない仲間たちと過ごす濃密な三日間です。
エンディング
最終日。いよいよキャンプが終わりに近づいてきました。美しい朝日や雪景色が、少し物悲しく感じられます。
最終日はこれまでの三日間を学びを活かした上で、最後のアクティビティに挑戦。
過去三回、最終日に実施したアクティビティは異なりますが、どの回でも中高生たちの成長、チームの団結などが見られ、それぞれが貴重な学びを得ていることが伝わってきました。
最後のアクティビィティ後は、いよいよエンディングへ。生徒たちは三日間の学びを活かし、将来に向けた抱負として「未来5.7.5」を作成。
5.7.5の合計17文字を色紙に記し、円になって仲間たちにシェアします。
色紙への感想に加え、三日間を通して仲間に対して抱いていた印象、その人ならではの良さ、感謝していることなどを、言葉のギフトとしてお互いに届けていきます。
他者からの言葉によって、思いがけない自分の良さに気づけたり、感謝を受け取る経験をしたり。
それぞれの「自分探究」をサポートするため、素晴らしい言葉のギフトを贈りあっていました。
エンディング後は全員で写真撮影。過去に実施したどの回も、中高生の充実感溢れる笑顔がとても眩しかったです。
参加してくれた中高生たちは、かけがえのない仲間と出会い、学び多き経験ができたのではないかなと思います。
僕たちスタッフにとっても忘れられない時間となりました。
改めて、参加してくれて本当にありがとう!
中高生たちのその後
キャンプの参加者たちの変化を、本人や親御さんから直接ご連絡いただくことも増えてきました。
上記はほんの一例で、この他にも様々なお声をいただいております。
また、以下の記事に登場する生徒たちは、キャンプで出会ったのちに意気投合し、自分たちでイベントを企画して実施しました。
彼ら以外にも、中高生たちのその後の活躍を見聞きするのはとても喜ばしいことです。
しかし同時に、キャンプを通して成長したかどうかが全てではありません。ひとりひとりの存在そのものが既に尊く、そこに上下や優劣はないと思っています。
その上で、キャンプで得た学びが未来に向かって羽ばたく一助に少しでもなっていれば、スタッフ一同とても嬉しいです。
参加者のみなさんは、近況報告も兼ねて、いつでも探究学舎に遊びにきてくださいね。
大変長くなりましたが(汗)これにて中高生キャンプの紹介を終わりにしたいと思います!記事をご覧いただき、誠にありがとうございました!
(ライター:ホッシー)
秋の中高生キャンプ詳細ページ(10/13応募締切)
http://ptix.at/oPgMpm
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