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オープンクエスチョン/クローズドクエスチョン~上手な質問の仕方~ビジ単【#22】

人に上手に質問をするには

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みなさんは、他人に質問をするのが得意でしょうか、苦手でしょうか。ぼくはあまり得意ではなかったです。苦手意識の中に、「この質問の仕方であっているのかな?」という想いがありました。

そのもやもやは、オープンクエスチョンとクローズドクエスチョンを意識することによって改善されました。

オープンクエスチョン

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オープンクエスチョンは、例えば、「今日の夜ご飯はなにが食べたい?」や「好きな芸能人は誰?」のように、相手の返答が自由なものです。

数学チックな解釈ですが、質問に対して回答が開いているのでオープンクエスチョンと呼ばれています。

メリットとしては
・相手の回答に自由さがあること
・相手の考え方など詳しい情報が聞けること

デメリットとしては
・相手に選択的虚無感を与えること(選択肢が多かったり、選択が自由である場合に、なんでもいいやという感情が生まれてしまうこと)
・回答に簡単さや手ごろさがないこと

などがあげられます。

相手の真意を聞き出したいとき、議論したいときなどはオープンクエスチョンで質問をしましょう。

クローズドクエスチョン

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クローズドクエスチョンは、オープンクエスチョンと逆で、例えば、「あなたは泳ぐことができますか?」や「ごはん・パン・麺の中でどれが一番すきですか?」などYes/Noで答えられる質問や選択肢が用意されている質問のことです。

相手の返答が制限されていて、閉じている状態なのでクローズドクエスチョンといいます。

メリットとしては
・相手が返答に悩まなくていいこと
・質問者側が回答のデータをまとめやすいこと

デメリットとしては
・相手の考えを聞き出せないこと
・相手の回答を勝手に制限してしまうこと

などがあげられます。

相手に考えさせることなく回答してほしい場合や、データとしてたくさんの回答をまとめたい場合などにはクローズドクエスチョンで質問をしましょう。

質問の仕方の使い分け

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オープンクエスチョンとクローズドクエスチョンはうまく使い分け、上手に併用してこそ価値があります。

ぼくは、質問やインタビューのとき、新しい商品や事業への協力などの場合はあえてオープンクエスチョンを多用して、それでも回答してくれる人は価値を感じてくれている人としてお話を続けたり、オープンクエスチョンが難しくなってしまった場合には、回答例と一緒に送ることで半分クローズドクエスチョンのようにしたり、さまざまな工夫をしています。

オープンクエスチョン/クローズドクエスチョンを意識するだけで、質問の際にここまで考えられるようになりました。

おわりに

最後までお付き合いいただきありがとうございました。質問の種類を知って、よりよい回答を引き出せる人になりましょう!

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