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天和チャンス【フリー雀荘なんてこんなもん①】

新年あけましておめでとうございます。
場末フリー雀荘出身の田ノ倉です。

去年Mリーグで中田花奈プロの点数計算ミス袋叩き問題を目の当たりにし、
「点数計算って間違ったらこんなに叩かれるんだ・・・」
恐怖を感じて雀荘デビューの足が遠のいてしまった。

そんな方々がたくさんいるはずです。

麻雀打ちはネチネチうるせえ奴らばかりなんだな、
フリー雀荘行ってみたかったけどやめとこ。

みたいな。


そんな誤解を解くため、
・フリー雀荘なんてこんなもんだぜ!
・たいしたことないぜ!
・中田プロ叩いている奴らだってたぶんフリーだとテキトーだぜ!
・というかだいたいみんなテキトーにやってるぜ!

という事例を紹介し、
Mリーグを見て雀荘行ってみようと思った人がより気軽にフリー雀荘の扉を叩けるようハードルを限りなく下げてあげようというシリーズ、
【フリー雀荘なんてこんなもん】
をやっていきます。


2024年初打ち

2024年の初打ちはもちろんフリー雀荘にて。

記念すべき1半荘目は、
5巡目以内に打てたリャンメンリーチが3回空振り、
それ以外はいつも通りのベタオリ日和麻雀を発揮し、
無念のラス。

一回もアガれなかった。なんなん?

で、二半荘め。

誰かがゴットーの1枚をツモ和了りし、
東二局。
ぼくが親番です。

配牌がこちら。

7萬単騎待ちの天和チャンス!

七萬単騎待ちの天和チャンス!

去年は3回くらいあった天和チャンスですがすべて実らず、
今年はいきなり来たか、
しかもツモ和了率6割増し(※当社比)の七萬待ち!

さすがにこれはいけるかと思いましたが、
結果第一ツモは9ソー。

天和とはならず、親のダブリーです。
七萬はいまフラレたので、
怒りの9ソー単騎。

よっぽど4翻以上の差が見込めるような場合以外は、
基本どんな手でもダブリーは打つ主義です。

怒りの9ソー単騎

親ッパネ感を出すことが大事

さて、このクソダブリーですが、
前の半荘で散々早いリーチをスカしている僕のダブリーなので、
他家はほぼ無視してました。
親リーなのに。

「どうせまたツモれねーだろ」
感がすごい出てた。

ですが結果はまさかの9ソー一発ツモ

裏ドラは東。

“まあ、当然だな”
みたいな顔をして、
「ツモ。6,000オールの2枚
と申告。

親のダブリーを一発ツモされるという
「やってらんねー」
の極地となっていた他家は、
「出たよダブリー一発ツモ・・・9ソー単騎!?」
とか言いながら、おとなしく6,000点とチップ2枚を支払う。


え?


チップ2枚?


一発と・・・・あとは何が祝儀になってるの?


2巡で終わってしまったため、和了した手はそのまま倒されていて、
全自動卓が配牌積み込むのを待っている状態で、
ぼくは必死に考えます。


どう考えても2枚は無い。


ということで、
「すいません、2枚オールじゃなくて1枚オールでした
と申告してそれぞれ1枚ずつ返却。

まさにグッドプレイヤーの鑑だわ。

と思いながら。


それにしてもぼくはダブリー率が高い。

フリー雀荘でダブリーに遭遇する確率は、
単純計算で他家から食らうほうが絶対に高い。
敵は3人いるんだから。

でも、同卓者から食らったダブリーの数より、
自分がダブリー打っている回数のほうが圧倒的に多い。
これはもう自信をもって言える。

だけど、普通のリーチ後のツモ率が圧倒的に低い。
これはメンバーからも常連からもよく言われていて、
山10の5面張を3巡目にリーチしてアガれなかったときは拍手が起こった。

結局こういうところで運の帳尻があっているのだろう。


そんなことを考えていると、
自動卓の配牌が終わったようだ。

ボタンを押し、さっきの手牌を落とす。


その刹那、ふと頭をよぎる。

今の手・・・・

・ダブルリーチ 2翻
・一発 1翻
・ツモ 1翻
・表ドラ 1翻

・・・・・

合計5翻


全然6,000オールじゃなくね??


この雀荘では、牌を落としてしまってからの点数訂正は認められていないため、
さっきの手はもう6,000オールで確定してしまった。


このときの同卓者は、
麻雀歴20年以上のベテラン2名と、
5年選手が1名。
そして15年くらいの僕。


そんな4人が集まって。
和了後、手牌は数分の間ずっと卓に開かれていて(全自動卓を待っていた)。

それでも跳満と満貫の間違いに気づかなかった。

符計算とかそんなややこしい要素は一切なく、
ただ単に翻数が5なのか6なのか
ただそれだけ。


そんなことですら、平気で間違いがあり、
誰も気づかず先に進んでしまうのがフリー雀荘。


ダブリーじゃん、ツイてるじゃん
一発ツモじゃん、もっとツイてるじゃん
てことはさすがに跳満はあるっしょ!

くらいのテキトーな感じでやってます。
たぶん。

かくいう僕も完全に
「跳満感」
を出してました。
大変申し訳ない。



というわけで。

フリー雀荘って、こんなもんです。

これを見て、少しでもフリー雀荘デビューの精神的なハードルが下がってくれることを期待しております。









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