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「副業」したいのに、副業しない日本人

みなさん、こんにちは。tanoです。

このnoteでは、「副業したい方が多くいる中で、どうして副業をする人が少ないか」について考察しました。

具体的なデータ・面白い数値を持ってきたので、ぜひ見ていってください!

  • 副業を始めてみたい方

  • けど副業を始められていない方

こうした方々に届いてくれるととっても嬉しいです♪


「副業したい」と答える人は多い

副業をしたいと考えている社会人は、日本にどれくらいいるのかご存じでしょうか。

たとえば、

マイナビが2024年に行った調査によれば、
(対象:2025年卒業予定の大学生・大学院生3808人)

副業を検討している
▶︎66.0%
基本的に副業は行わない
▶︎33.9%

また、その理由として

貯蓄や自由に使えるお金を確保するため
▶︎61.6%
生活費や学費・奨学金等などの生計維持のため
▶︎38.8%
新たな知識や経験を得るため
▶︎33.6%
将来の転職や独立準備のため
▶︎21.1%

引用:マイナビ 2025卒の就活生66%が「就職後の副業」を検討! 6月の大学生の活動実態とは

これから就職を考える学生が対象ですから、
現実的な考え方や、家庭の時間などを考慮しているかは別として

とはいえ、66.0%が副業を検討していて、15.1%が副業を行いたい、22.9%が就職先の業務に慣れたら行いたいと答えています。


まとめると、

  • 副業に前向きな大学生・大学院生が6割以上

  • 副業の目的はお金>スキル


今回は就職活動前・中の大学生・大学院生のデータをお見せしましたが、
社会人のみなさんであっても

お金とスキルの優先順位が前後する人はいるかもしれませんが、
副業に前向きな方は多いのではないでしょうか。


副業禁止な会社は意外と少ない

突然ですが、あなたの働く会社は副業OKですか?

詳しく知らないし、誰に聞くにしても聞きづらいですよね。

ちなみに私のとこは、おそらく副業OKっぽいです笑


では、実際みんなのとこはどうなのか
平均を知りたいと思えば、

日本経済団体連合会の調査が参考になります。

経団連が2022年に行った調査によれば、
(対象:経団連企業会員275社)

企業全体
副業・兼業を認めている▶︎53.1%
認める予定▶︎17.5%

5000人以上の企業
副業・兼業を認めている▶︎66.7%
認める予定▶︎17.2%

100人未満の企業
副業・兼業を認めている▶︎31.6%
認める予定▶︎10.5%

引用:経団連 副業・兼業に関するアンケート調査結果


このデータを素直に解釈するなら

  • 企業の半数以上は副業を許可している

  • 従業員の多い企業ほど、副業を許可する傾向にある

以上のことが言えますね。


ただ、この情報のポイントは、経団連会員企業でない企業が含まれていないことで、
実際はもう少し低いのでは、と考えられています。


実際に、

転職サービスdodaの調査によれば、
(対象:社会人15000人)

副業が認められている
▶︎27.5%(増加傾向)
副業が禁止されている
▶︎47.5%(減少傾向)

引用:doda 副業をしている会社員の割合は?副業の実態調査【最新版】


となっていますから、許可している企業が多いようには見えませんね。


しかし、

  • 副業を認めている企業が増加傾向にあること

  • 残りの25.0%、つまり4人に1人が「副業が許可されているか分からない」と答えていること

この2点がありますから、副業することに対して向かい風ばかりではなさそうです。

たとえば、「分からない」と答えた社会人が属する企業のうち、ほとんどが副業を許可しているとなれば、ひとつ前の経団連のデータに近くなります。


副業している人は1割程度

ここまで取り上げたデータから、

  • 副業をしたい人が多いこと

  • 副業を許可している企業が多いか、増えてきていること

この2点が分かってきましたね。


もちろん、こういう類のデータは

調査の範囲や時期、方法次第ですが、
結果はちゃんと出ていますし、私たちの直感にも反さないので今回はこのまま理解するとして、

「じゃあ副業を実際にしている人がどれくらいか?」

こういう疑問が出てきます。


このアンサーとして参考になりえるのが、再びdodaの調査です。

dodaが2023年に行った調査によれば、
(対象:社会人15000人)

副業をしている人
▶︎8.4%(増加傾向)
副業していない人
▶︎75.0%

副業で月1万円未満の収入
▶︎48.1%
副業で月10万円以上の収入
▶︎13.8%

引用:doda 副業をしている会社員の割合は?副業の実態調査【最新版】


副業をする人の割合は増加傾向にあるとのことですが、

  • 15000人という規模のアンケートで、

  • 転職サービスが行ったアンケートに答える社会人→キャリア意識がやや高そう?

こうした調査で8.4%という数字、少なく見えませんか?


また、副業をしていると答えた人の約半数が月収1万円未満ですから、そこまで時間をかけたり、成果を出したり出来ていないことになりますね。


副業したいのに、副業しない理由を考察

繰り返しになりますが、こういう類のデータは、
調査の範囲や時期、方法次第で変わってきますから

捉え方は考察の域を出ないことを重々承知したうえで、


  • 副業したい人がたくさんいるのに(60%以上?)

  • 副業している人は少ない(8%程?)

ということがデータから推察できますね。


確かに、実際、私たちの感覚とズレはなさそうで、
副業するかーと言っているひとの割に、副業している人を見かけることは少ないように感じますね。

この理由を私なりに考察してみると、次の点が考えられました。


①時間的余裕がない

1つ目の理由は、時間がないことです。シンプルですが、これが多そうですよね。調査の詳細をよく見ると、「時間があれば」「仕事に慣れたら」のような言葉が目立ちましたよね。副業はあくまでサブであって、日常生活や本業の時間の「余り」で取り組むことを考えると、当然なのかもしれません。


②本業のキャリアを重んじている

2つ目の理由は、本業のキャリアを重んじているからです。実際、日本では本業を「続けること」が評価されて昇進や昇給が決まっていきますよね。転職や副業をよく聞くようになった今でも、やはり、本業を継続した方が評価されるし確実であるという見方が多いのではないでしょうか。


③稼げなくてやめている

3つ目の理由は、稼げなくてやめているからです。調査では、副業にスキルアップを求めている人より、生活の足しにするために小遣い稼ぎをしたい考えの人が多かったようです。ただ、副業をしている人の約半数は1万円にもなっていないわけですから、まとまった収入にならずにやめてしまう方が多いようです。「簡単に稼げる副業」みたいなセリフ、よく目にしますよね(笑)


④データにないだけで「副業をしている人」が多い可能性もある

4つ目の考察は、副業をしている人が実際はもっと多いことについてです。アンケート調査ですから、匿名だとしても答えるかどうかは当人次第ですね。また、そもそも副業という性質上、「副業していることを積極的に公開すべきではない」と思う方も多いですし、実際にそうです。別の可能性としては、副業しているけれど、稼げていないから副業しているとは言っていないなどの場合も考えられます。こと副業においては、隠すことが正しいという見方もあるにはあるので、副業している人が本当に少ないかどうかはわかりませんね。


おわりに

副業したい方が多くいる中で、どうして副業をする人が少ないかについて、データをもとに考察してきました。

いかがでしたでしょうか。

みなさんの考え方や捉え方、自信の企業の副業状況などあればぜひコメントでお願いします♪

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それではまた、次回の記事でお会いしましょう。

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