番外編　欧州調査日記③　海外で国際線の乗り継ぎに遅れたらどうするか。知っておくと交渉に役にたつかもしれない法律。

さて皆様が、同じ目にあったらどうします？
私は乗り継ぎ便なんて乗らないという方、日本、欧州間など長距離なら直行便から料金が半額以下になることも珍しくない。
今回、チケットは大学提供だった。行きは香港で一回乗り継ぎだったが、

①帰りは、

１．パリ⇒ロンドン（ブリティッシュエア）
２．ロンドン⇒香港（キャセイ）
３．香港⇒大阪（キャセイ）
本来、チケットはキャセイの通しだが、最初の便だけキャセイがブリティッシュエアウエイズに委託。

これに関して大学に文句をいう気はまったくない。
今回の仕事はホテルは全部四ツ星以上だったし、予約の頃は大阪⇔パリ直行便チケットは倍額以上で50万円とか60万円。高すぎる。

②ところが最初のパリ⇒ロンドン便が派手に遅れ、次の便に乗れなかった。
③英語はさほどできない。
④遅らせた最初の便のブリティッシュエアウエイズは、全然知らん顔……。キャセイにも席がなく振替便はないと言われた。
⑤今回皆バラバラに出入りなので、今はひとりきり。がひょーん。あ、最初の便にあずけた荷物、世界のどこ行ったんだろう……。

でもそもそも海外に慣れるって、特定の語学ができるようになるとか、いろいろあるけど、一番はあまり心配しなくなるんですね。
なんとかなると。つまり自分にも人にもゆるくなる。
私も昔は予定通りに物事が行かないと超ドキドキしていた。

だからパリの搭乗口で、飛行機が１時間ぐらい遅れてもさほど慌てなかった。いちおうブリティッシュエアウエイズの搭乗口カウンターに一度聞きに行ったんですが、笑顔で｢コネクト、ノープロブレム！」とかなんとか言われ、他の乗り継ぎらしき中華系の客も別に平気な様子。
そもそもゆるくなりすぎて、乗り継ぎ便の時刻もよく見ていない。
（今思うと、この時点でキャセイのカウンターに行くか電話するかウエブで乗り継ぎ2番目を次の便に予約変更するのがひとつの方法だった。早いもの勝ちだから。もっと言えば1便と2便の間は１時間４０分。最初から３時間は空けておくべし）。

搭乗してからも飛行機はなかなか飛ばなかった。多少焦りだしたのは、ロンドン到着時にもう次の飛行機は飛んじゃってた時ですかね。到着で繋がったネットで見たらすでに離陸している。

廊下を挟んだところに、３０代ぐらいの超美人の金持ちで旅慣れてそうな中国（香港）女性が座っていた。やはりひとりで香港行きのチケットを見つめている。目を合わせると｢あ、私も乗り換え」と笑顔。
｢いっしょに行きましょう」ということになった。私について来て、と自信満々。

中国に関わり三十数年、いまだに彼らのこの自信満々に騙される私……。