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「アイツに電話でもしてみるか」と軽率に用件ナシの電話をもらいたい34歳、春。

新年度はじめての土曜の夜です。いかがお過ごしでしょうか。自宅にこもりがちな毎日を過ごしていると、ふと思いっきり青空の下を歩いたり駆けだしたくなったりしませんか。

自粛の影響で予定通りに進まなかったタスクを振り返りながら、年度末の評価シートを何となく提出。組織変更の発表をオンラインで受け取って、ぼんやりと始まった2020年度。

在宅勤務が、いつかの夏休みよりも長い50日を過ぎ、iPhoneヘルスケアの歩数が「昨年より低いです」を更新していくのも考え物だけど、何より大好きな同僚と会えないのは、心の栄養失調になりそうだなと感じています。

会社に、同僚というよりも大好きな2人の友人がいます。いいでしょう?幸運だなって思います。いつも3人でランチを取り、その時間がとても好きです。


それが在宅勤務になってからというもの、2人とは部署が違うのでチャットはしてもビデオ会議で顔を合わせることはなし!

部署メンバーとは、むしろ在宅勤務になってからの方がよく顔を合わせてよく会話している気がするというのに…なんたる残酷さよ。

友人は、私なんかを友として受け容れてくれて(ると思っている)、ばかみたいに大笑いしたり真剣な話をしたり、楽しくて刺激もいっぱいくれる存在。図々しく老後も親しくしてもらう気満々です。

私は基本的に一人で居るのが楽ちんで気楽な、ぼっち万歳人間。一方で、妙に寂しがり屋な自分を感じたりもするという、めんどくさいタイプなんですよ。THE典型的なB型ペガサス人間!

たまに、寂しんぼがにょきにょき顔を出して「今夜は誰かとお喋りしたい…喧騒が恋しいぞ」と思っても、娘と2人の生活なので出かけることもできず敵わぬ夢。

だから、そんな自分の飼い慣らし方も知っているし、友人のお陰でにょきにょき顔を出してくる私の何かは、かなり救われているなぁと思います。

今日、友人の一人からビデオ電話が。24の夏に会社で出会い、一緒に泣いたり笑ったりして、今は一児の母になった友人からでした。

通話に出ると、娘より8か月だけ下の女の子がアップでこんにちは。

「娘ちゃんは何してたの~?」から始まり、互いの子どもをSNOWみたいなエフェクトをつけて遊んだり、その後ろで雑談する私と友人。

終わりは、プリキュアのダンスを披露しだした娘に対し、相手の子が終了ボタンを押すというオチのつきよう。平和すぎる土曜の昼下がりは、春の陽気を部屋中に吸い込んだみたいに穏やかで、心に栄養が入っていくのを感じました、驚くくらいに。

その昔、「好かれたい」とか「他の友達より一目置かれたい」だとか「嫌われたくない」とか、色々と思い巡らせてしまう女友達よりも、彼氏(カレシ…なにこの響き)の方が気楽で心地よいと思っていました。

彼氏とは眠りに落ちるまで長電話できても、女友達から電話がきたら内心焦るし出ないことも多かった…みたいな若者だった気がしますごめんなさい。(嫌な奴だよまったくね!)

でも、だいぶもう遅いけれど、私は昔の私より今の私の方が楽しいし、ホント今更って感じだけれど「女友達って最高」って思うようになりました。

今日、電話をくれた友人が「なんか暇だな」とか「それならアイツに電話でもかけてみようか」と、軽率に電話をくれたのだとしたら…

あぁ、こんなに嬉しいことはないなぁと思う一日の終わりです。
みなさん、電話してますか?用件のない電話、楽しいものですね。



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