「なんで育休を取るの?」という駄言は早く絶版になってほしい
「早く絶版になってほしい #駄言辞典 」を読みました。
「男性なのに育休取るの?」など、無意識の思い込みで言われる言葉、駄言。
「女性なのに仕事ができるね」「男なんだから黙って働けよ」
「涙は女の武器だよな」「男だから多少厳しくしても大丈夫だろ」
「ママなのに育休取らないの ? 」「男なのに育休取るの ? 」
「就活は女性らしくスカートで」「良い奥さんになりそうだね」…
聞いた、言われた、言ってしまった。無意識の思い込み。
心を打つ「名言」があるように、心をくじく「駄言」(だげん)もあります。
駄言には無意識の思いこみ、特に、性別のステレオタイプによるものが多くみられます。
これは、そんな滅びるべき駄言を集めた辞典です。
駄言を言う人が思いとどまり、
駄言を言われた人が「それ駄言ですよ」と言える世の中にするために。
すべての人が自分らしく生きられる世の中にするために。
「絶版」を目指して、つくりました。
https://www.nikkeibp.co.jp/atclpubmkt/book/21/282890/より
何名かのインタビューも掲載されていて、方々の思う駄言について話されていました。
その中で国会議員の野田聖子さんのお話。
「子育てと仕事の両立はできますか?」という質問。役職に就いた女性のみに聞かれる質問です。
子育ては女性がするもので、仕事というオプションがついている
男性も子育てと仕事の両立をしている、なぜ、女性だけ聞かれるのか。価値観の違いで、何気なく使っている言葉も駄言なのですよね。
私も「男性なのに育休取るの?」とは言われなくなりましたが、「なんで育休取るの?」とはよく聞かれます。
育休を取得する前に、
「奥さんが育児できない理由があるの?生まれてくる子どもになにか障害があって2人でやらないといけないとか?」
と言われたのは、少しショックでした。
純粋に”育児”をしたいんです。
きっと女性には聞かないことですよね。
お互いの価値観の違いに気付き、寄り添う。また、自分も駄言を言っているかもしれない、と思うことが駄言を無くす第一歩だと思います。
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