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記憶に残すにはどうしたらよいか?(アウトプット大全・インプット大全を読んで)

学習する上での大きな課題は「学んだことをいかにして記憶として残すか?」ではないかと思う。僕自身年齢が40代ともなると、少なくとも10代の頃のような記憶力には及ばないと感じる。学びなおしには記憶の定着のための工夫が必要になってくる。

そこで読んだ本が精神科医 樺沢紫苑先生の書いた「アウトプット大全」・「インプット大全」である。


アウトプットの重要性

どちらの本にも「インプット(情報の入力)のためにはアウトプット(情報の出力)が重要である」という前提のもとに、脳科学に基づいた学びの方法論が記されている。基本的に人間は情報を1度インプットしただけでは記憶がなかなか定着せず、2週間に3回以上アウトプットすると長期記憶として残りやすくなるという。確かに僕自身の経験上でも1回読んだだけで覚えていることはそれほど多くない。

アウトプットとは具体的にどんなことか?

上記の本には、インプットが「読む」「聞く」でアウトプットは「話す」「書く」「行動する」とある。具体的なアウトプットの事例としては、「人に教えること」「ノートに書き出すこと」「問題を解くこと」などが記されている。つまりは学んだことを発信することにより、いろいろな角度から脳を刺激することが重要であるということである。確かに学生時代はよくクラスメイトと教えあったり、ノートに書き出したり、問題をたくさん解いたりしたものだ。

学びなおしにおけるアウトプット

僕はいま学びなおしを始めたところだが、例えば資格試験を受けるのも有効であると考えている。はっきりいって資格の取得自体にはあまり興味はないけれど、問題をたくさん解くことは記憶の定着に役立つからだ。

実を言うと僕がこのnoteやtwitterを始めた理由の1つも、記憶定着のためのアウトプットをするためなのです。前述のアウトプット大全にも「SNSやブログ等で発信することもアウトプットとしてメリットが大きい」ことが記されており、著者の樺沢先生も実践されているとのことです。

おわりに

学びにおける有効な記憶定着の方法は人それぞれによって変わる部分もあるだろうし、僕自身もまだ試行錯誤の段階です。いま僕がやっている「学びなおし実験」の中でいろいろな方法を試しながら今後も情報を発信していきたいと思いますので、参考にしていただければ幸いです。

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