僕の中にいる君に

あの頃の君へ
目を瞑り
心を静かにして
僕は君ともう一度向き合うために
今日また君に話かけてみた
君は今もうつむいているね…
君は何も悪くない
誰も君を責めてもいない
ただ君に伝えたいだけ…
『生きていてくれてありがとう』と

君の味方でいるべき僕が
君を責めてしまっていた時もあった
僕まで君の存在を否定してしまうのか？
僕にしか君の悲しみは分からないのに
あの人たちと同じように
君を否定し、傷つけてしまっていた…
本当にごめんなさい…

怖かったね
辛かったね
苦しかったね
寂しかったね
誰かに助けて欲しかったね…
今の僕なら
君の声に耳を傾ける事が
できると思う
だから僕に話を聞かせてくれないか？
今はまだ暗闇で何も見えない心の扉に
いつか光が射し始めるように…

そんな日が来たら
きっと僕らはひとつになれる
喜びの笑顔の後に
必ず悲しみの泣き顔があった
だけど怖がらないで…
過去に囚われないで…
『君は今を生きている』

目を瞑り
心を静かにして
また君に話かけてみよう
君は何て言うのかな？