やってはいけない?開発会社から避けられるお作法3つ
システム開発会社逃げられちゃってさ・・困ってるんだよ
結構簡単な事なのに返事が来るのが1週間とかかかって、、連絡がつかないんだよね
ほんと、システム開発会社ってピンきりだよね。。。
というお声をしばしばいただきます。
でも、よくよくお話を聞いてみると、、こんな事言われたらそりゃ開発側も大変だったろうな・・・
と思うような事も。。。
発注側が悪いのか、顧客側が悪いのかは、ケースバイケースなのでなんともいえませんが、
これは流石に開発会社からしても辛いだろうな、という幾つかの典型パターンを紹介の上、解決策についてお話していきたいと思います。
開発会社がとっても困るお作法 3選
1つ目:外部から入れたITコンサルに指示を仰ぐ
これ顧客側からすると、自社側にも専門家を入れたい気持ちはわかるんですが
開発会社からすると、正直、めちゃくちゃやりづらいです^^;
特に、コンサルとなっている人の開発バックグラウンドに開発プロセスが色濃く出たフィードバックが
入ることが多いので、開発会社のプロセスと合っていなかったりする場合、開発スピードが大いに落ちます。
勿論、開発会社のクセを理解して適切にハンドリングしてくれるコンサルの方もいらっしゃるでしょうが、私はまだお会いしたことがありません。。。
2つ目:やりたいことを後出ししまくる
開発が進んで来た後に、多言語対応したい、リコメンド機能がほしい、ランキングを追加したい、と要望が出てくることがあります。
全てを事前に予測することは難しいので多少の追加要望に関しては開発会社もある程度は見込んでいます。
ですが、たとえば、、何度も仕様の打ち合わせをしたにも関わらず
・固定で良いと聞いていたカテゴリを可変にしたい、と言う
・ログインは、メールで良いと思っていたがSNSログインにしたい、と言う
・デザインは〜〜と同じような感じで良い、と言っていたが実際見せたら、似すぎているのでオリジナリティを出してほしい、と言う ←頻出
3つ目:否定だけして、参考となる情報が乏しい
画面を作っていた時のことです、画面のワイヤーフレームはあるものの、それぞれの要素にどのようなデザインを施せばよいか指示がないばかりか、表示するコンテンツ自体も明言されておらず、
前後の関係や背景から内容を作ってなんとかそれっぽく体裁を整えて提出してみました。
返ってきたフィードバックが
「これはとても微妙です。どうしてこんなデザインなのでしょうか?弊社にとってはとても重要なのもなので再考をお願いします。」
(参考資料なし)
・・・・・「そんなん知らんがな」と心の中で思いました。
リテイクすること自体は、よくあることなので全然平気なのですが、
お金払ってるんだから考えてよね、というスタンスで行くと、エンジニアのモチベーションをとても削ります。
そうなると、どうなるか、クリエイティビティは抑制され、言われたことだけ淡々とこなす作業員が出来上がります。
結果、提案も出てこない、意見を求めても「オキャクサマニアワセマス」というNPCのような応答に。
目に見えない物をゼロから作るのがシステム開発です、お金を払えばあとは良いものが出来る、というのは正直に言ってファンタジーです。
継続的な対話と認識のすり合わせが良いシステムを生み出します。
さて、ではどんなコミュニケーションを取るとシステム開発会社を味方につけられ良いプロダクトが出来上がるのでしょうか。
開発側もニコニコ😊実力を発揮出来るお作法3つ
1つ目:何をしたら怒るのか、困るのか聞いてみてください。
具体的に怒る内容が明らかになっている会社さんは、かなり修羅場をくぐってきていると思います。
逆に、なんでも大丈夫ですよ〜という方は(私は)危険だと思います。
デザインが決まってからの変更はかなり厳しいので事前に念入りに見ておいてください
画面に項目を足すのは簡単なので後から言って頂いても大丈夫ですよ
などなど、具体的に指示を出してくれる会社さんは、過去にそういうトラブルを経験してきて
それらを先読みして伝えてくれるので、良いパートナーとなると思います。
2つ目:NGを出すのと同時に、相手が正解ににじり寄れるように自分のイメージや参考情報を添付してあげてください。
先程書いていた内容ですね。
つまり、目に見えないシステム開発だからこそ、お互いに何を求めているか何を作ればよいかの対話とすり合わせが必要となってきます。
全てを作って依頼してほしい、というわけではなく、イメージするデザイン、想定しているUI/UX、今後どのようにサービスを伸ばしてい行きたいとか考えているか、見えているところまででも構わないので、セットで伝えてもらえると、その意図を踏まえた上で開発が出来ます。
3つ目:発注前に社内の意思統一、担当の方にある程度権限をアサインし、テンポよく開発が進むようにしてください。
理想は、ミーティングをして意見が割れた際に社内で確認しますではなく、その場の担当者が良し悪し判断出来る状態がベストです。
会社はやはり組織なので、社内で確認しないければいけない事項があることも勿論理解しています。
ですが、どのようなシステムが良いのか、使い勝手はどうしたらいいのか、現場でのイメージが湧いていない状態で開発に望んでも
良いものが出来ないばかりか、通常よりも多大なる時間がかかってしまいます。
ですので、ある程度今回のシステム開発の背景を把握し、何が悩みで何を解決したいのか、それを現場レベルで言葉にできる方を開発の担当とすると良いかと思います。
最後に
一口にシステム開発といっても、どんな業界のどんな規模のシステムを作るかによって考え方は千差万別です。
これが全て正しいとは思いませんが、皆さんのより良いシステム開発への一助となれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
また次の記事でお会いしましょう。
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