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#10体外受精 その③

2018年9月

通院2か所目で嫌々?書いてもらった紹介状をもって、総合病院の予約を約半月かかってとりました。それも個人の予約は初診は受け付けられず病院経由のみで、個人クリニックの受付のお姉さまに事情を説明し、予約表も自分で印刷、必要事項は記入し、医師のサインをもらい、、、FAXをお願いし、、、献上した気分でした。

「あなたには体外受精してくれないと思いますよ?」なんて言われて、私の気持ちはすっかりチッチャクなっていました。そもそもそんなに肝が据わっていないので、通院1か所目から、医師に質問がある時は前日から紙に書いて聞き方を予行練習。誤解がないか、嫌味に捉えられないか、最低限のことはネットで調べてからいきました。だって、先生怖かったんですもん。

6時間待っても見てもらえるのはほんの何分か。質問しても親身になってくれるわけでもない。ほんと「孤軍奮闘」していた気分です。

なので今悩んでいる人や、これから病院選びをする方は、もちろん実績がいい病院がいいのは当たり前ですが、医師との相性も重要になさってください。なんでこんなこというかというと、私がつらかったから。

赤ちゃんを望むすべての人に赤ちゃんがきてくれますように。

さて、前置きが長くなりましたが、3か所目の初診で紹介状を見て私の話を全て聞いてくれてそこの先生が言ってくれた言葉。今でもよく覚えています。

「今までよく頑張りましたね。体外受精しましょう」

でした。泣きました。そう、私今まで頑張ってきたの!体は痛い思いもしたし、心無い言葉を投げられたこともあったし、でも誰にも頑張ったねなんて言ってもらえなかった。泣きました。そして、この先生と頑張っていこうと思えたのでした。

そこからは何度か基本的な検査をして、スケジュールを立て、投薬、内服を経て採卵。ここまでも長かったし、採卵中麻酔が切れて意識朦朧としている中「痛いーーーーー!!!!」って叫んだと思います(たしかw)

お金も採卵のみで21万6千円かかりましたので、まとまった金額がいるっちゃー、いる。でも200万は無理だけど20万円ならなんとか出せる。(最終的に金額を公開します)

もっちろん、カード払いにしてポイント貯めました!!!大きい病院はこれができるから良いよね。

2018年最後の月に1回目の移植をしました。私の場合は凍結融解胚移植。初期胚移植と凍結融解胚移植の違いは、採卵した周期で子宮に戻すか、一旦凍結して子宮の状態を整えてから戻すかです。凍結融解胚移植の方が着床率が上がると言われています。

「希望と期待を胸に!!!」 まさにこの感じ。内心「体外受精したんだからダイジョウブ!絶対妊娠できる!!」と思って疑わなかったです。

2019年1月4日(新年www!!)判定日綺麗に真っ白でした。7日には都道府県の出している助成金の申請に行きました。。。ショックとか悲しいとかではなく、「この先どうしよう」が大きかったです。

体外受精なんだから妊娠できるはずと思っていたのに、最後の藁にも縋る思いでここまで来たのに、、、私はいつか妊娠できる日がくるのかなと、書類とにらめっこしていました。

SNSの中には「助成金申請はしない。」って方もいらっしゃいましたが、我が家は私が不妊治療のために正社員を辞めざる負えない状況にまでなってしまったので、しっかり申請させていただきました。助成金を差し引くと自己負担額7万円弱だったように記憶しています。

この金額ももちろん女性の状態や治療方法で大きく変わってきますので、私の場合はということです。

続きは、体外受精~その④起承転結の結~ に続きます。

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