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「数え」について

数え年とは、「生まれてから関わった暦年の個数で年齢を表す方法」で、サビアンシンボルの度数も「数え」で読みます。生まれて1年経たない子供は0歳であり1歳です。時間の経過によって積み重なる経験という、過去からの蓄積を満年齢が表すなら、数え年は、それに意味を与えます。

0を体験しているとき、そこには1の意味が与えられ、5を体験しているとき6という意味が与えられます。0愚者が、境界領域で未知の力を受け取っているとき、すでにそこには1魔術師が世界に持ち込む意図が存在します。愚者のような何者でもない存在は、環境からすれば魔術師のように見えます。何者でもない存在は、何をしでかすかわからない存在です。

5の自己主張、創造行為には、それに相応しい環境が与えられていることになります。5の主張も創造も、誰かの注文に応えることはありませんが、環境は反応し、5法王は下りることになる地上を見ています。二人の信者の中に地上が映し出されています。

タロットカードを1から順番に数えて意味を考えるとき、前後のカードが侵入しています。当たり前のことですが。また、タロットカードは7枚ずつや10枚ずつ並べて重ねることで、重なるカードの意味が侵入します。混ぜてはいけませんが。

タロットカードの意味は限定されることなく普遍的です。カードの意味を果てしなく考えていくこと、理解していくことは、個人が普遍的個性を取り戻すことに貢献します。

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