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17星(2020年9月25日)

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今日は大アルカナの17星。

今日のサビアンシンボルは、天秤座3度「新しい日の夜明け、すべてが変わった」です。

シンボルの通り、新しい日がおとずれ、すべてが変わります。天秤座2度で、新しい生き方を提示する、今ここにはない人種がこの世界に飛び込み、世界をよく見て何をどうすべきかを考え、積極的に新しい生き方を展開しようとすると、3度では新しい世界が始まります。

この新しい人種によって世界が変わるのか、自分が新しい人種となり生き方が変わるのか、それはどちらも同じことかもしれません。提示され、多くの人の目にさらされた個性は、その生き方を積極的に展開していくことになります。人を巻き込むと後戻りできないことが多くなるように、集合意識の渦に巻き込まれると個人の思惑は淘汰され、コントロールは効かず、流されるように展開していきます。

夢に意図を打ち込み物質世界を作り出そうとするとき、思い描いた通りではない、思いがけない出来事に驚くことがありますが、それは集合意識からもたらされたものであり、個人の思惑とは異なるわけです。ですが全惑星意識なら、これを否定的に捉えることはありません。集合意識は光と影を突き付けてきますが、全惑星意識にはそれはないので、ありのままに見ることになります。どんなものもそうですが、ありのままに見ることができれば、否定的なものなどないことに気がつき、解決策が見出せます。エーテル体を見ることも同じで、すべてを見ようとすればよいわけです。

エーテル体に意図が打ち込めるなら、それは時間がどんなにかかったとしても必ず物質化しますが、エーテル体に打ち込むということは集合意識に打ち込むことにも等しく、集合意識の反発に合うことも大いにあるわけです。

天秤座3度は、集合意識に抵抗しません。溺れたら泳ごうとしない方がいいのと同じで、身を任せます。そうすれば可能性が拡大するというより、命拾いできるということです。個人性を消してしまった方が、個人が生きるようなものです。これは恒星意識を受け取る全惑星意識そのものです。

この物質世界で実現させたいことがあるなら、集合意識にあるものを使えばいい。天秤座2度で魔術師がそうしたように、この世界にあるものを使えば新規の意識を持ち込むことができます。恒星意識は安定した物質世界を壊すので、すぐに受け入れられることはなく必ず抵抗されるものですが、天秤座3度で夜が明けすべてが変わるように、淘汰されない方法があるのかもしれません。

私は現世御利益的な発想より永遠性を重視していますが、この世界の発展と言う視点を持てば、現世御利益の内容自体を変えていくことに興味がわきます。

なぜベテルギウスが夢推しなのか。大本教がやっていたことを考えると、やっぱり鎮魂帰神法的な意味があるのではないかと。繋がりを取り戻したいし、帰依してほしいと。これが現世御利益の一つになるといいのではないでしょうか。帰依するという意味で神になりたいという。多くの人がきっと、神になったら何がしたいか、と考えだすんだろうな。

17星のカードは降り注ぐ恒星の力を溜め込み、エーテル体は恒星の鋳型を形成し、余った力は集合意識に注がれます。天秤座3度は、全惑星意識なら星のカードのように、集合意識に恒星意識を持ち込み新しい渦を作り出します。先を見通し希望持ち続け、諦めることなく努力することができます。

全惑星意識にも段階があり、惑星を統合した状態ならわりと安定させられるものだと思いますが、揺らぐことなく全惑星意識の渦に生きることは、なかなか難しい。恒星の力が常に降り注ぐのは、渦に生きる全惑星意識です。

とにかく「ここにあるものを使って恒星の力を持ち込め、夢をやれ」とベテルギウスがうるさい。私がやりたいのかベテルギウスがやりたいのか、本当にわからないもので主体と客体は入れ替わります。

完全に思考を止めることは、個人性が消去されています。考えず、選ばず、決めず、拒否しなければ、集合意識の意図に乗ります。あるいは恒星の意図に生きることになります。

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