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タロット解説

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毎日インスタグラムでタロットカードからのメッセージを掲載しています。ここではその解説を書いていきます。タロットカード勉強中の方、私の講座を受講中の方の参考になればと思います。 h… もっと読む
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2020年1月の記事一覧

13死神(2020年1月31日)

13死神(2020年1月31日)

今日は大アルカナの13死神のカード。

死神のカードは大鎌で地上にあるものを粛正します。
慣れ親しんだ身近な秩序やルールを切り離し、より大きな秩序を取り込みます。
つまり環境に落ち着くことはなく、適応することはありません。
今いる場所からより大きな世界に開く、つまり「あるはずのない未知の可能性」を表す13の数字を「不吉」だと考えることもあるということです。

自分の本質に関係ないものに興味を抱き期

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ペンタクルスクイーン(2020年1月30日)

ペンタクルスクイーン(2020年1月30日)

今日は小アルカナのペンタクルスクイーン。

ペンタクルスは土の元素を象徴し、その中に他の元素を内包しています。
土の器に、火水風の元素が内包されるとは、地球であり人間そのものです。
火の情熱、水の愛情、風の冷静さを適度に内包することは、突出した能力を発揮したり、感情の盛り上がりはありません。
土の元素の限界性に、ダイナミックさや盛り上がりはありませんが、すべてを具体的に確実に着地させるという点で豊

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ソード9(2020年1月29日)

ソード9(2020年1月29日)

ソードは風の元素で、知性や理性による選択や判断を表します。
感情や身体を考慮しないので、冷徹で厳しく、満足感や充足感を軽視するでしょう。

9の数字は、その人の生き方を表します。
つまり精神性や哲学性を表し、「どこで何をするか」はまだ決定していないけれど人生における信条は決まっています。

ソードの9は、日常生活を理念で満たしていきます。
感情や身体を考慮しないということは、目的や理念に従い「お腹

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ソードクイーン(2020年1月28日)

ソードクイーン(2020年1月28日)

今日は小アルカナのソードクイーン。

ソードは風の元素で、分割や分裂、カテゴリー化の性質があり、知性や理性による判断や選択を表します。

人物カードのクイーンは、キングのもたらす創造の意志をイメージ化します。
意志を受け取り腹の中で育み、生まれ落ちた子としてのナイトとペイジが具体的に推進します。

ソードのクイーンは、決定力や知恵を生み出します。
絵柄の剣は天を向いているので、地上に向けてアイデア

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ワンド8(2020年1月27日)

ワンド8(2020年1月27日)

今日は小アルカナのワンド8。

ワンドは火の元素を象徴し、精神性や哲学性を表し、その人の生きる姿勢に関わります。

8の数字は圧縮や蓄積に関係し、火の元素と関わると意欲を集中させ限界を突破する力になります。

と言っても8の数字は偶数で内側に向くので、外から見てもわからないでしょう。
自閉的に見え、内面では意識が変容し見える世界が変わっていくのがワンド8です。

今日のサビアンシンボルは、水瓶座7

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11力(2020年1月26日)

11力(2020年1月26日)

今日は大アルカナの11力のカード。

11の数字は、1+1で2の系統です。
2は本能的で遺伝的資質に自動的に従い、11はそれに振り回されずに意識的に扱います。
絵柄にあるように、動物が表す本能的な要素をコントロールします。

2の表す本能的で遺伝的な資質とは、過去から蓄積されたものです。
生まれ持った資質や育ちにより育まれたものは、今となっては意識することはできず自動化されています。

誰もが意識

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カップクイーン(2020年1月25日)

カップクイーン(2020年1月25日)

カップは水の元素を象徴し、情感や気を表します。
水が放置しておくと腐るように、それだけでは変化することができません。
同質のものと結合し、常に受け皿として働きます。

人物カードのクイーンは、キングの意志を受け取る受け皿です。
キングの意志はクイーンがイメージ化します。

カップのクイーンは、上位の意志を受け取る受け皿であり、それはミズハノメのように巫女的です。
目に見えないものを受け取り伝えます

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カップ8(2020年1月24日)

カップ8(2020年1月24日)

今日は小アルカナのカップ8。

カップは水の元素を象徴し、情緒や気を表します。
8の数字は圧縮や蓄積に関わります。

カップの8は、情緒や気が圧縮され濃くなります。
水の元素は同質のものを引き寄せ結合するので、どんどん内面に深く潜っていくでしょう。
芸術家が周りの音を気にもとめずに集中していくように、周囲の評価や押しつけられる感情や価値観に影響されることなく、対象に集中していきます。

ひとつの思

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ワンド3(2020年1月23日)

ワンド3(2020年1月23日)

今日は小アルカナのワンド3。

ワンドは火の元素を象徴し、精神性や哲学性を表します。
目に見えない勢いのある成長力です。
3の数字は生産性を表すので、ワンドの3は火の元素の生産性ということです。

火の元素は植物の成長にたとえられますが、種から枝葉を伸ばし花を咲かせ、また種を落とすように、絶え間ない循環と生産性がワンド3にはあります。

たとえばアイデアがどんどん生まれ続ける様子や、一つの成果から

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16塔(2020年1月22日)

16塔(2020年1月22日)

今日は大アルカナの16塔のカード。

16の数字は1+6で7の系統です。
7は奇数で外に向けた積極性や活動力、伝達力を表しますが、16は偶数でその働きが内面に向かいます。

16塔のカードでは、絵柄にあるように、塔が象徴する硬化した自我が壊れます。
凝り固まった考え方や価値観が壊れるとは、今まで信頼してきたものが失われたり、自分自身を守っていた常識や秩序が崩壊するということ。
ですが、塔のカードの

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2女教皇(2020年1月21日)

2女教皇(2020年1月21日)

今日は大アルカナの2女教皇。

2の数字は遺伝的資質や体験など、過去から蓄積されるものによって自動的に方向性が決まります。
2つある選択肢のうちひとつが自分なので、どちらかを選択することはできません。
もうひとつ視点が増える3であれば選択することができます。

女教皇が手にするのは、その人の情報が書き込まれたアカシックレコードです。
意識も選択もできず、自動的に本能的に方向づけられる潜在的な可能性

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20審判(2020年1月20日)

20審判(2020年1月20日)

今日は大アルカナの20審判。

審判のカードは、2+0で2の系統です。
2の遺伝的資質による方向づけ、つまり過去による方向づけ。
11の過去の資質に反抗した未来へのビジョン。
過去からの流れと未来からの流れが対消滅するのが20審判のカードです。
つまり過去や未来へのイメージに対する思い込みから解放されることで、真に自由で柔軟なビジョンを持つことができます。

今日のサビアンシンボル、山羊座30度「

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14節制(2020年1月19日)

14節制(2020年1月19日)

今日は大アルカナの14節制。

節制のカードは自己生殖を表します。
5の自己中心的な主張は、14で内的に植え込まれます。
自己実現のために節度のある生活をするという意味では節制です。

13死神のカードで捕らわれていた余計なものを粛清し、つまり環境から脱出することで新しいビジョンを手にしています。
一度出た環境にもう一度戻っても、すでに見える世界は変わっています。
やり直しても同じことはできず、新

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21世界(2020年1月18日)

21世界(2020年1月18日)

今日は大アルカナの21世界のカード。

世界のカードは、環境と自分との間に適切な新陳代謝が生まれます。
内面が外面に有機的に反映されます。
どんなルールや縛りからも自由になり、それと同時に起こることすべてに責任を持つことになります。

世界のカードが表すものは「思ったことがそのまま現実になる」ということ。
世界は自分自身が創るものであり、あらゆることに責任があるのです。

今日のサビアンシンボルは

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