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子供を叩いてしまった時

仕事で上手くいかないときに子供が騒いでいるとイライラしてしまい、怒鳴ってしまう。言うこと聞かない時は叩いてしまう。
以前、そんなことがありました。

今振り返ると、かなり自分が病んでいたのだと思います。

仕事で追い込まれていて、なんとかしないといけないという焦り。家に帰っても仕事のことを考えていて、夕食くらいはゆっくり食べたい。けれども周りでお構いなく騒ぐ子供たち。
言ったことを聞かず、遊び続けることに腹を立てて、叩いてしまう。もちろん子供は泣き、妻からも非難の声を浴びる。

私が書いたこれまでのnote記事をお読みいただくと、子煩悩なパパ?に見えるかもしれません。

けれどもその境地、心境に至るまでは、子育てに全く無関心でした。

「子供がいなければもっと仕事に時間を投下できるのに。」
「週末も子供のために休む必要などなく、働けるのに。」
「周りは働いているから差がついてしまう」

自分の能力不足やコミュニケーション不足を棚に上げ、子供や家族の存在が自分の出世や仕事の成果に対して足を引っ張る存在だとすら感じていました。

「なぜ自分は家族のために働いているのに、理解されないのだ。」

この質問の自問自答が続いていました。


私の子育てへの意識を変えたきっかけ

叩いてしまった数日後、子供が図工の授業で作った作品がありました。2月の節分用に作ったもので、「自分の中にある鬼をやっつけよう」というタイトル。
鬼の顔に箇条書きで、自分が考える追い出したい鬼の名前を書いていくものです。

そこには

・すぐに泣いちゃう泣き虫鬼
・自分勝手なわがまま鬼

そして、
・ぼうりょくを振るう、ぼうりょく鬼

妻からこれを見せられ、愕然としました。
これは、私のことを指している。息子は本当に嫌だったのだろう。父親に叩かれたことで、心に傷を負わせてしまった。本当に申し訳ないことをしたと。

その日、息子に正座をして謝りました。他の子供にも、妻にも謝りました。パパは家族から全く応援されていなかったことにようやく気づきました。
そして、仕事に対する向き合い方を変えていきました。

一生懸命仕事をすることは間違いではないが、それ以外に対する向き合い方、余裕感、配慮が必要。

・自分の仕事の代わりをする人はいますが、子供にとってパパは1人だけ。
・子供が小さいのは今だけ。

これを感じました。
何を大事にするか、どこに力点を置くかは人それぞれだし、時期によっても変わるもの。今自分が大事にすることは、家族だったり、育児なんだと気付いた出来事でした。

仕事でバリバリ結果を出しつつ、家庭もうまくやっている人を見ると、本当にすごいと思います。自分は両立ができなかった。
でも、もう一度チャレンジしてみたい。そのために、家族の基盤をしっかり作り、家族から応援してもらえるパパになります。

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