見出し画像

しなやかであれ

1歳前後になると赤ちゃんはハイハイから立ち上がり、歩こうとします。まずは立つこと。次につかまり立ちなど。何回も転んで、泣いてを繰り返す。

2歳前後になれば、自分で食事を食べようとします。つかみ食べから始まり、遊び食べをして散らかしながら、スプーンを使い、エジソンの箸を使い、普通の箸が使えるようになります。

幼稚園になっても、小学校に入っても、できないことに対して臆せずに挑むこと。挑むという認識すらないはずですが、見ていて清々しい。

挑戦をして、歩けなくても、うまく食べられなくても、本能がそうさせているのかもしれないが、できるようになるまで続けている、しなやかな様子は美しい。

でも、知恵と経験がついてくると、徐々に挑戦をしないという選択ができるようになるし、挑戦しても諦めることもできる。

もちろんそれも良い選択。

ただし、純粋に何かに挑戦するという姿勢は何歳になっても持ち続けたい。子供を見ていると、恥や変なプライドによって固まっていく自分に気づかされる。

もっと純粋に、素直に、自分の心に従うこと。
やりたいように生きることは苦労が伴うが、それを苦労と思わないくらい空気を吸うように努力すること。それくらい、懸命にやること。

頑張る理由は歩きたいから。食べたいから。その一心で子供は立ち上がり、食べようとする。
それでいいのではないか。純粋無垢な気持ちのままに、一心不乱に打ち込む姿がしなやかで美しい。

この記事が参加している募集

育児日記

もしサポートをいただけたら、子供のための絵本と、自分へのご褒美としてチョコチップクッキー資金に使います。