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それは僕の図書室だ!

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僕がこの世で最も愛するのは図書室だ。ただ一つその幸せをいつだって邪魔するのは彼女なのだ・・・とある学校の図書室で起こる彼女と僕の物語。はたして僕に平穏はあるのか!?
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記事一覧

第一幕 図書館での僕の素晴らしき日

この学校で一番マシなのは図書室だ。 ボクはゆっくりと本のページをめくりながらそう思った。 …

tanakannaika
4年前
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第二幕 僕と図書委員長の騒がしき日

ボクはまたさっきの様に机の上に足を乗せ、静かな昼休みを満喫しようとようとした瞬間、何者か…

tanakannaika
4年前
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第三幕 僕と街中で息を潜める日

「ねぇ 私はたしか図書委員全員集合と言ったわよね?」 美雪は頬に手を当ててハンバーガーを…

tanakannaika
4年前
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第四幕 僕と保健室の悩ましい日

次の日ボクはいつものように図書室で過ごしていた。 人っ子一人いない図書室で過ごす昼休みは…

tanakannaika
4年前
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第五幕 僕と再び図書館での楽しき日

まぁ なんというか良い意味で、いや美雪にとっては悪い意味での想像どおりの結果だったわけだ…

tanakannaika
3年前
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第六幕 僕と再び街中での決行の日

その日の放課後僕らはさっそく桜ちゃんをあの始まりのファーストフード店へと呼び出した。 僕…

tanakannaika
3年前
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最終幕 僕と屋上とこれからの日々

僕らは教えられた住所の場所へと到着すると 桜ちゃんの父親は僕らより既に早く到着しており、どこか緊張した様子で家を見上げていた。 「あの・・・大丈夫ですか?」 美雪は桜ちゃんの父親を見上げながら心配そうに尋ねると、桜ちゃんの父親はゆっくりとうなずいた。 「今まで私が勇気を出すことができなかった分桜にはつらい思いをさせてきましたからね。今日くらいは・・・・」 そういってまるで何かを決心するかのように力強くうなずいた。 「さあ行きましょうか」 そういって力強く歩きだした