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カメラを止めるな!は公開当時に劇場で観るべきだったことの意味


公開当時、話題になりまくった映画「カメラを止めるな!」は、話題になりまくってる時に劇場で体験することにこそ意味があった。もちろん映画の内容もおもしろいんだが、社会を揺らしているその熱をその時にその場で感じることが大切。
後からDVDで観て、「なんだ、大したことないじゃん。あんなに大騒ぎしてた人達、意味わかんねーな」って言ったってダメ。一番おいしいところを食べてないんだから。
握ってから5時間放置したお寿司を「なんだ、名店のお寿司だって言うから食べてみたけどカピカピだし生グサいし、全然大したことないじゃん。」って言うのと同じ。

すべてのことにはタイミングというものがある。
ベストなタイミングというものがある。
運が左右するような自分ではどうすることもできないタイミングもあるが、自分で飛び込むかどうかを決めることのできるタイミングもある。

「カメラを止めるな!」は公開当時に劇場で観るべきなのと同じように。
漫画「ONE PIECE」は少年時代に出会うべきなのと同じように。(大人になってから読んだ僕はいまいちハマれなくて挫折…)

都知事選のまっただ中の今こそ読む意味がある本、それが「女帝 小池百合子」。

今読んでも、一年後に読んでも、書いてある内容が変わるわけではない。
が、いつ読むのかでその意味あいは大きく変わってくる。

人間はひとりで生きているわけではなく、否が応でも他者と関わっていかなくてはいけない。社会と関わっていかなくてはいけない。
だからこそタイミングが大切になってくる。
自分でチョイスすることのできるタイミングを逃すのはすごくもったいない。
もったいないオバケ。

せっかく美味しいお寿司が目の前にあるのにわざわざ放置して鮮度が落ちてから食べて「大したことねーな。」とわかったようなことを言うことの残念さよ。

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