見出し画像

「家にネコ、外でもネコ」

小さなカフェでお昼ごはんを食べて、コーヒーを飲み、作業を始めた。前回訪れたときに、「ここで稼ごうとは思ってなくて、いらっしゃる人たちに自分の家のようにすごして欲しいと思ってます。Wi-Fiもコンセントもあるので、ずっと滞在して作業してもらっていいですよ」と言われたので、今回はパソとともに来店。
オーナーのお知り合いらしき3人がランチを食べて帰っていく。人がいなくなったところで、パソを取り出し、作業開始。しばらくすると、また友人らしき人が来て、そのまた友人らしき人も来て。和やかに3人でおしゃべりしつつ、頼んでもないのに「おすそわけ」とコーヒーを注いでくれる。

残り1時間半、したかった作業のひとつを完了し、さて次の作業に取り掛かろうと思ったら、年配の男性が入ってきた。席につくなり、お店に響き渡る声で自分の意見をとうとうと述べだす。オーナーが「いや、あの人はあれで幸せなんだからそれでいいですよ」とか「どうでしょう、人はいろいろですから」と押し止めるような返事をしている。
そうしているうちに、男性が店内にいた人と共通の知り合いがいることが判明。一層、男性の声が大きくなる。会話が広がっていくと、「俺なんかは」「俺の場合やと」「俺のときには」「俺が」「俺が」「俺が」、相手の話を聞くことなく、自分の話をどんどんぶち込んでくる。
なんでこの人は自分の話ばかり、誰の迷惑も顧みずするんだろう。
だからおじさんは、とは言いたくないが、このおじさんには辟易。もう俺のことはいいよ。俺の話に興味ないよ。聞きたくないよ。

帰ろうとしたとき、お店にネコが入ってきた。とことこ歩いて、私のところへ来る。私の周りをぐるぐる歩き回り、手を伸ばすと顔や体をこすりつける。そして、ちょんと膝に飛び乗った。家のネコが気になって作業できないからと出てきたのに。でもネコのおかげで、嫌な気持ちのまま帰らずに済む。

今日の教訓:ネコは万能薬

ネコ4匹のQOL向上に使用しますので、よろしくお願いしまーす