ローマ百景Ⅱ/マリオ・プラーツ
最近、オードリー・ヘップバーン主演の『ローマの休日』をはじめて、ちゃんと観た。もちろん、このマリオ・プラーツの『ローマ百景』を前回紹介したⅠに続いて、このⅡを読んでいたからだ。
1967年に刊行されたⅠに続く『ローマ百景Ⅱ』は、1957年に書かれた「ローマの至宝の芸術」から、1976年に書かれた「ヴィッラとカステッロ」までの『イル・ジョルナーレ・ヌォーヴォ』紙などに掲載された書評を集めて1977年に刊行されたものだ。ようは書評を集めた本の書評を、僕はここでしようとしているこ