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知識の還元をしていこう

先日、アウトプット至上主義への警鐘という記事を書きました。

ビジネスの場面、特に個人の起業というシーンでは、よく「インプットよりアウトプットが大事」という言葉が叫ばれています。なぜなら、成果を出したいのならアウトプットするしかないですからね。

なので、インプットはいいからとにかくアウトプットしろ!という風潮がどこなくただよっています。

ですが、本当にそうなのか?と言われると、ぼくは疑問符がつきます。なぜなら、アウトプットしたくても、そもそもインプットによる知識や技術・経験がないとアウトプットしようがないからです。

なので、世の中で叫ばれている『アウトプットをとにかくやれ!』という主張に、ぼくは待ったをかけさせてもらいました。

つまり、アウトプットも大事だけど、インプットもしないと始まらないよね。もっと言うと、「アウトプットありきのインプットをしていこう」というように、主張させてもらいました。

ですが、これにはさらに次の段階があります。

それは、『インプットありきのアウトプットをしよう』です。

アウトプットありきでインプットしていくと、いずれアウトプットをする場面に直面します。ですが、そんなとき多くの初心者さんたちが抱える不安というのがあります。

それは「アウトプットしたものに異議を唱えられたらどうしよう、、」というものです。つまり、必死にアウトプットしたものに対して、どう対処すればいいかわからない質問を投げかけられたり、いちゃもんをつけられたりしたらどうしようか、、という不安です。

こういったものに明確に対処できない、または反論処理できるまでの知識や技術を持ち合わせていないがために、思い切ったアウトプットをすることができないというのです。

ですが、その部分って実は全くの心配無用だったりするんですね。

というのも、どれだけ知識を持っている人であっても、その場で即時的に答えれないことが、本当に多々あるからです。

例えばなのですが、ぼくが身を置いているコンサルティング業界でも、「クライアントからの質問に即答できない。だから一度持ち帰らせてもらう。」というのは、よくあることなんです。

というよりも、ぼくも持ち帰って調べ直すというのをよくやります。

いや、調べ直すというよりも、クライアントに応えるために新たに学びを始めると言ったほうが正しいかもしれません。

これこそが、『インプットありきのアウトプット』なんですね。

アウトプットしたことに対して他人から質問が来る。それに答えるためにさらにインプットし直す。そして、新たに発見した答えをアウトプットする。

このような循環ができるようになったときに、真の意味での成長・スキルアップ、価値提供ができるようになります。

こちらからアウトプットしたからといって、相手からの質問に答えれないのは恥でもなんでもありません。むしろ、相手に生半可な回答を示すくらいなら、プロとして堂々と持ち帰りすることを明言するべきです。

そのうえで、相手を助けるために新たなインプットを始める。これこそが、知識の還元。もっと大きく言えば資産の循環になるということなんです。

田辺輝恭

ReveDunJourプロジェクトは"夢”に特化し、子どもたち若者たちへ夢の持ち方・叶え方を発信しています。世界で夢を叶えてきた達成者たちが在籍。彼らから知恵と考え方を絞り取ることを是非としています。大和の心で我が儘に。