高額な価格に理解してもらおう

「高額商品を売る」という戦略がありますよね。

特にぼくたちのような小さな会社を経営している人や、個人事業主なんかはまず高額商品の開発・販売に努めなければならないとされています。

なんでかというと、単純に安値かつ薄利で経営してたらいつまでたっても苦しいままだからです。むしろそんなことをしていたら、経済のあおりをうけたときに瞬く間にたたむハメにもなるでしょう。

だから、利益額の高い高額商品を売っていこうよって話なんですよね。

正直にいいますと、ぼくも独立したときに最初っから高額設定の商品を販売してたんですね。もちろん、知識量も経験値も技術も今より圧倒的に低いですよ。それでも、今とそんなに変わらない価格で商品・サービスを販売していました。

まあ、ぼくの場合は小さい頃から数百万円するような車の売買を目の前で見続けていましたから、自分のサービスを高額化してそれを実際に販売することに抵抗はありませんでした。

そこは、不本意ながら親や家族に感謝ですね（苦笑）

ですが、いろんな人の話を聞いてると、自分の商品・サービスを高額化させることに抵抗を感じてる人が意外と多いことがわかったんですね。「ただお金が欲しいだけなんだろ」とみられるのが嫌だとか、結局お金が目的で近づいてきたのかと思われるのが嫌だといった感じでですね。

ですが、高額商品を売るときにそういうふうに金の亡者と思われにくくなる方法があるんです。いや、思われにくくなるというよりも、自分に向けられる視線が緩和されるというイメージですね。

その方法というのは、『高額なお金が必要な理由を語る』です。

「いやぁ、車を買い換えたくてですね。なのでどうしても100万円が必要なんですよ。だからこの商品は100万円です。」とか「コンサルタントをつけようと思ってましてね。なので350万円必要なんですよ。」と言った感じです。

もちろん、買ってくれオーラを出すのはNGです。人は買い物は好きですけど、不要なタイミングで買わされるのは大嫌いですからね。（当たり前だけど、それをわかってないクソ営業マンが多すぎる）

なので、高額商品の金額を述べてどこか落ち着かない状態になってしまったら、正直にお金が必要な理由を語るのも、相手を納得させる効果として高いです。

田辺輝恭