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非情だが関係性で受け取り方は変わる

志村けんさんが亡くなられましたね。

非常に残念です。

もう志村さんの訃報に関するニュースは全国でしっかりと報道されてますし、そのことに触れられたメルマガも一気に世に出てきました。(訃報からセールストークに結びつけてるものもあって、非常に怒り心頭に発してますが)

ですが、それと合わせて、ある方に対する批判の声も強く出てくるようになりました。そうです。いま世間から注目を浴びている小池都知事です。

なんでも小池さんは、志村さんの訃報に対して「最後に大きな功績を残した」と表現したみたいなのです。なので、ネット上で大きな批判が出てきているのです。

批判する人の意見はこうです。

「決して本人が望んだ死ではなかったはずだから、それを”功績”という表現でまとめるのは安易すぎる。」

「人の死をなんだと思ってるんだ。注意喚起に利用していると受け取れてしまう。」

「自分がやってきたことを棚に上げて、よくそんなことが言えるよな。」

まあ、散々たるものですよね(苦笑)

確かに、そう言いたくなる気持ちもわかります。オリンピックの延期が決まった瞬間から、東京の新型コロナ感染者数が爆上がりしてますし、封鎖だの自粛だのと言うのも完全に後手になってる感が否めません。

なので、そのような対処の積み重ねから都民や国民から反感を買い、もう少々の言葉選びミスでも大バッシングを受ける状態になってしまっています。

で、この姿をみて、ぼくは思ったわけです。「社員からの信頼がなくなった社長と同じだな、、」と。

そうなんですよ。自分の都合のいいことしかやらないとか、社員のことをないがしろにしている社長というのは、必ず社員やスタッフから反感を買っています。しかも、社員たちは表に出さず、水面下で独自のネットワーク内のみで批判や陰口を叩くので、社長は何も知らないまま日常を過ごしていることがほとんどです。

むしろそんなことをしている社長ほど、「社員は宝だ」「社員が働きやすい環境を作る」などと、熱弁をふるう傾向にあります。

ですが、そんな言葉も信頼がなければ、全てマイナスに捉えられてしまいます。例え「明日から一律で給料を20%アップだ!」と善意のみで言ったとしても、「何か裏がある」とか「先にお金を掴ませておいて、後から無理難題を言うのがあいつのやり方よ」と、裏で批判するでしょう。

今回の小池都知事の発言もそうです。

結局のところ、これは単なる言葉の選択ミスです。ですが、すでに国民からの信頼がガタ落ちしてる状況なので「あー、言葉選びミスっちゃったね。まあ、言いたいことはわかるよ。」といった擁護派の意見が少なく、「人の死を利用しやがって!」といった批判の声の方が多くなってしまってるのです。

とはいえ、感情に振り回されて批判に走ってしまうような人は、どちらにせよ思慮浅はかであるのは事実です。なので、そこまで気にする必要はありません。

ですが、このような公の場ではなくて、社内だとそうはいきませんよね。思慮浅はかだから無視してもいいし、なんなら切り捨てるという態度をとることはできません。

今回の件から、社長は一挙手一投足に気を配らなければならない存在なんだということを、改めて肝に命じてもらいたいと思います。

例え、ホラクラシー型の組織を組んでいるとしても、、、です。

田辺輝恭

ReveDunJourプロジェクトは"夢”に特化し、子どもたち若者たちへ夢の持ち方・叶え方を発信しています。世界で夢を叶えてきた達成者たちが在籍。彼らから知恵と考え方を絞り取ることを是非としています。大和の心で我が儘に。