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投げ出すのはアリ??

「自分が何をしたいのかわかりません」

先日のことなんですが、クライアントがこのような言葉を吐露されました。そのクライアントは20代前半でWEB制作をしているフリーランスの方。

元々はWEB制作の個人事務所に作業員として働いてまして、ぼくが独立したての頃にサイトの制作をお願いした経緯があります。

そんなある日、フリーランスさんは当時雇われていた親方さんと大ゲンカ。もうその親方のことを信じれないということで、独立することを決めたのです。

ですが、WEB制作のスキルはあってもビジネス運営のスキルは皆無に等しい状態です。なので、独立しても全くお客さんが取れずに、苦しい日々を過ごしてたらしいんですね。

「このままだとヤバい、、、なんとかしたい!」

その気持ち一心でぼくのところにやってきてくれたわけなんですが、当然コンサルタントを雇うお金なんてありゃしません。(しかもぼくのコンサル費はまぁまぁします)

ですが、どうしても引き下がることができない事情があったので、ぼくのサイトを2つリニューアルしてもらうことを条件に、コンサルティング契約を結んだのです。

そんな感じでスタートしたコンサルティングなのですが、内容はもちろん「ビジネスモデルを組み立てること」です。なので最近まで、ワリと順調にことが進んでたとぼくは思ってたんですが、、、

そうです。

先日、「自分が何をしたいのかわかりません。」と言ってきたのです。

気持ちの変化に何が起こったのか詳しく聞いてみると、どうやらWEB制作の方は今までの経験やスキルがあるからこなすことができる。だけどビジネスのことになると、不慣れなことばかりなので、ちょっと気持ちが折れてしまったとのことだったんですね。

で、そんな中むりやり踏ん張って続けてしまったものですから、自分が一体何がしたいのかわからなくなっちゃったというんです。

まぁ、その気持ちはわからなくもありません。し、ぶっちゃけるとぼくも、自分が何をしたいのかわからなくなることは、よくあります。

そして、さらにぼくは、わからなくなったり嫌になったりしたら、一度逃げてみるのもアリだと思っています。

なぜなら、人間にはどうしてもキャパシティってのがあるからです。

ぼくも正直にいうと、今はコンサルタントとしても活動をしています。ですがその前身となった、コピーライティングのスキルやノウハウを積み重ねている最中に、そしてクライアントと契約して数稽古をこなしている最中に、「もうヤメた!やってらんねぇ!」と、全てを放棄したことがあります。

しかも、1回どころじゃありません。

もう何回も何回も、「あぁ面倒くせぇ!オレには向かないんだ!もう知らん!」と投げ出したことがあるんです。

一度やめる、逃げ出してみるというのは、強い負荷がかかった状態であれば、かなりのストレス発散になります。当時は独立する前ということもあったので、全てを放棄した爽快感から「ああ、やっぱりこのままサラリーマンで生きていこう」と、本気で思ったこともあります。

ですが、いくら放棄したとしても、本当にやりたいことというのは絶対に頭のどこかに残っちゃうものなんですよね。

ぼくも実際、いくら気持ちが折れて投げ出しても、結局は「いや、絶対このスキルを身に付けるんだ。やり遂げないといけない。」と、逆に闘志が湧いていました。

なので、ぼくは逃げ出すことは悪いことだとは思いません。

むしろ、新しいことにチャレンジしているのであれば、1度や2度は逃げ出してみるのもアリだと思っています。その分真剣に向き合ってるとも言えますし。

で、その上で、「いくら投げ出してもやっぱり気になる…」というのであれば、それは挑戦すべきことだということになります。

嫌になったら、遠慮せずに投げちゃいましょう。

そして、いったん冷静になって、本当にやるべきことなのか、やりたいことなのかを俯瞰・鳥瞰してみましょう。

面白い発見があるかもしれませんよ♪

田邉輝恭

ReveDunJourプロジェクトは"夢”に特化し、子どもたち若者たちへ夢の持ち方・叶え方を発信しています。世界で夢を叶えてきた達成者たちが在籍。彼らから知恵と考え方を絞り取ることを是非としています。大和の心で我が儘に。