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【決算発表】1Q過去最高売上高・過去最高益を達成!決算のポイント解説

皆さま、こんにちは。
タナベコンサルティンググループ(以下、TCG)IR担当です。
2024年8月8日に、2025年3月期第1四半期の決算発表を行いました。
 
開示資料は以下よりご覧ください。
・決算短信 https://pdf.irpocket.com/C9644/k9D3/Nq3x/P9qK.pdf
・決算説明資料 https://pdf.irpocket.com/C9644/k9D3/Nq3x/jYdR.pdf
 
詳細については、決算説明資料をご覧いただければと思いますが、ここではよりわかりやすく、ポイントを絞ってご説明いたします。


1.決算ハイライト

第1四半期決算は、
・売上高3,079百万円(前年同期比:5.5%増)
・売上総利益1,454百万円(売上総利益率:47.2%
 ※前年同期比増減額+1.3pt)
・営業利益280百万円(営業利益率:9.1% ※前年同期比増減額△0.3pt)
・親会社株主に帰属する四半期純利益192百万円
となり、第1四半期連結累計期間で過去最高売上高・過去最高益を更新しました。

前期に引き続き、新規事業開発やデジタルへの積極的な先行投資を継続しつつ、増益となりました。 まず、前年同期と比べ、経営オペレーションの実装・実行支援の案件(下流)より経営戦略の策定支援の案件(上流)の比率が高まったことにより、商品・サービス原価が減少し、売上総利益率の改善に寄与しています。人的資本投資に関しては、今期の従業員数の計画である660名に対し、1Q時点では614名の進捗となっています。引き続き、人材採用を強化するとともに、グループ全社員向けのデジタル教育コンテンツ「TCGアカデミー」(企業内大学)によりプロフェッショナル人材を早期に育成し、その活躍・定着も進めてまいります。

2.経営コンサルティング領域別概況

全てのコンサルティング領域で増収となりました。
 
<ストラテジー&ドメイン>
物価上昇が常態化し、経営環境が変化する中で、「長期ビジョン・中期経営計画の策定・推進」や「事業ポートフォリオ戦略の立案」といったコンサルティングテーマが好調に推移しています。
また、日本国内市場の成熟化および縮小により、既存事業や既存市場における戦略だけでは持続的成長が困難となってきています。このため、中期経営計画の策定において、「新規事業開発」「グローバル戦略の策定・推進」「ビジネスモデル変革」「ビジネスデューデリジェンス(M&Aコンサルティング)」といったテーマへの需要が増加しています。さらに、行政/公共案件も増加傾向にあります。
 
<デジタル・DX>
特に業績好調な企業では、将来投資としてのデジタル投資意欲が非常に高くなっており、「IT化構想・DXビジョンの策定」から「ERPシステムの導入・実装」、「ブランディングDX(Webサイト・SNS)」等のコンサルティングテーマが好調に推移しています。一方で、リアルマーケティングのニーズ復調に伴い、「マーケティングDX(デジタルマーケティング等)」ニーズは多様化し、結果として微減となっています。また、DX推進室等を組織し、全社的にDXを推進する企業や、生成AIの活用を検討する企業も増加しており、「DX研修(リスキリング)」「システム開発」「データマネジメント」等のテーマへの需要も拡大しています。
 
<HR>
物価上場が常態化してきた経営環境の変化や人的資本経営の広がりに伴い、「人事処遇制度の再構築」や「アカデミー(企業内大学)の設立」「「ジュニアボード(次世代経営チームの育成)」「戦略採用」等のコンサルティングテーマが好調に推移しており、前期と同様に顧客からの問い合わせも継続して高い水準を保っています。また、2024年問題等の経営環境・労働環境の変化に伴う人材マネジメントの見直しニーズも増加しており、「組織・人事戦略の策定・推進」「人材育成」「タレントマネジメント」「HR KARTE(人材アセスメント/HRテック)」「働き方改革」等のテーマも増加しています。
 
<ファイナンス・M&A>
後継者不足を背景に、第三者承継も見据えた事業承継に関連するニーズが堅調であり、「ホールディングス化・グループ経営」「クロスボーダーを含むM&A」「サクセッションプラン」等のコンサルティングテーマが好調に推移しています。また、上場企業において企業価値向上に向けた支援活動が活発化しており、資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた「企業価値ビジョン」「コーポレートガバナンス・コード対応」「資本政策」等のテーマも増加しています。
 
<ブランド&PR>
リアルイベントや展示会、店頭施策等のニーズが復調したことにより、「クリエイティブ・デザイン」「コンテンツマーケティング」「メディアPR」「ハイブリッド(リアル×デジタル)プロモーション」等のコンサルティングテーマが前年並みに推移しています。また、市場の成熟と競争の激化に伴い、ブランディングを検討する企業が増加しており、BtoB企業や、周年や事業承継のタイミングでパーパスやブランドビジョン等を検討する企業向けに、「ブランド構築」「戦略ブランディング・PR」等のテーマも増加傾向にあります。

3.主要KPI推移

TCGでは顧客企業の固有の経営課題に対して、戦略課題・業種・地域特性を熟知した複数名の専門コンサルタントでオーダーメイドのチームを作る「チームコンサルティング」スタイルにより、顧客企業の持続的成長と課題解決支援をしています。
そのため、チームコンサルティング売上高・件数・社数を重要なKPIとして設定しており、第1四半期は、
・売上高 2,323百万円
・件数 1,095件
・社数 941社
過去最高の結果となりました。

ベース売上高は、チームコンサルティング等、基本6ヶ月以上の長期契約サービスで構成されています。売上高のブレを無くし、安定成長の基盤となる当社独自の指標です。第1四半期は、2,091百万円と前年同期を上回り、過去最高の結果となりました。
 
また、当社は、創業当初からトップマネジメント(経営層)に寄り添い、経営視点から的確な「決断」を全方位で支援しています。また、個別企業の本質的な課題を見極め、固有の経営課題を解決することに重点を置いています。その結果、多くの長期契約を実現しており、顧客企業の約75%が1年以上の契約継続、中には20年、30年、40年といった長期契約をいただく企業も多数あります。このような長期契約がベース売上高を支えています。

4.業績見通し

2025年3月期通期の連結業績予想については、
・売上高 13,500百万円(前期比6.0%増)
・営業利益 1,485百万円(前期比47.0%増、営業利益率:11.0%)
・親会社株主に帰属する当期純利益 785百万円(前期比22.5%増)
と期初計画の通りです。
 
中期経営計画では2026年3月期売上高15,000百万円を計画しています。そのうち、13,000百万円は既存事業の成長、2,000百万円はM&Aで実現していきます。経営コンサルティング領域を引き続き、強化・拡大させ(特にデジタル・DX領域)、計画達成を目指します。

5.配当金

株主還元方針として、以下の3点を掲げています。
・連結総還元性向 100%を目安
・DOE(株主資本配当率)6%以上
・機動的な自己株式取得
 
2025年3月期の配当金は、年間配当金46円(前期比+2円、配当性向97.8%)、総還元性向134.3%を計画しています。
5月20日より実施した自己株式取得では、237,500株(299,950,900円)を取得し、7月24日に完了しました。
今後も株主の皆さまの期待にお応えできる積極的な利益還元に取り組んでまいります。

最後に

最後までお読みいただき誠にありがとうございます。
今後、9/21(土)ログミーFinance社主催セミナー、9/28(土)Kabu Berry Lab主催説明会に登壇予定です。
各イベントでは、代表取締役社長 若松 孝彦から、経営コンサルティング事業の内容や競合他社との違い、当社の強み、中期経営計画の進捗、今後の成長戦略等についてご説明いたします。ぜひご参加ください!
イベントのご案内に関する記事はこちらをご覧ください。

IRに関するお問い合わせは、以下お問い合わせフォームよりご送信ください。

また次の記事でお会いしましょう!
 

<ご留意事項>
本記事は、情報提供のみを目的としており、有価証券の販売の勧誘や購入の勧誘を目的としたものではございません。


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