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【書評】世界を作り変える男 イーロン・マスク

イーロン・マスクは今や時の人。

今、テスラがトヨタの時価総額を超え、そして、イーロン・マスクの大富豪ランキングは、ウォーレン・バフェットを超えました。

そんな破竹の快進撃を進めるイーロン・マスクを紹介している一冊。

世界をつくり変える男 イーロン・マスク

彼が掲げているビジョンは、常に桁違いです。

彼が進めている宇宙事業は、火星移住計画を本気で推進している。
火星に人が移住する?
何をそんな馬鹿げたことを言っているのだと感じた人もいるのではないでしょうか?

また、もう一つの事業は電気自動車事業。話題のテスラです。世の中の全ての車を電気自動車に変え、自動で走るだけで無く、自動での車線変更や、自動での右折、左折までする。
そんな車、本当にあるの?
まだまだでしょ?このように感じた方もいるのではないでしょうか?

驚く方もいるかもしれませんが、これら全てが今、イーロン・マスクによって成し遂げられる可能性が出てきています。

火星移住計画は着実に今進んでおり、2024年には火星巨大ロケットBFR(ビッグファルコンロケット)を打ち上げようとしています。このBFRでは100人の宇宙飛行士が乗ることができ、40の小部屋空間が搭載されています。

この実現に向けてまずは、ファルコン9(再利用ロケット)を飛ばし見事成功を納めています。
これまで使い捨てだったロケットは、この開発の実験によりコストを抑えることが出来るようになりました。

そして、2020年には有人での商用宇宙船の発射も成功させています。

これまで、考えもつかなかったギブン・コンディションを超えて成功を手にすることが出来ているのです。

■イーロン・マスクの地球規模での未来像

イーロン・マスクは地球規模の課題に取り組むために、宇宙事業も、電気自動車の事業、再生可能エネルギーを作り出す事業、脳とコンピュータを直接やり取りするシステムを作り出す事業も取り組んでいます。

これらは全て、地球規模の課題への取り組みです。

火星には、地球環境が悪化した場合に人類が移住出来るように進めている事業

電気自動車事業は、排ガスなどによる地球環境の影響を無くすために進めている事業

再生可能エネルギーは、太陽光の力を活用して電気を作るとともに蓄電できるソーラーシティの開発

AIの脅威が上がってくる中で、対抗処置として人間の脳自体をアップデートする事業

これらは、全て人類が地球に、そして宇宙に生存するための対抗策として創り出そうとしている事業であり、そのために、能力の全てを注ぎ込んでいく!

その姿に憧れて、優秀なエンジニアが集まり、寝食を惜しんで才能をフルに活かして事業成功に向けて努力する。

そんな凄まじいほどの連鎖が、これまで業界がなし得なかった事業展開をすることが出来るようになっているのです。

■書評

イーロン・マスクの掲げている事業は、不変的な地球規模の課題となっていました。

この事業課題への共感する人の多さはとんでもない人の数でしょう。
掲げる事業規模へと、情熱の大きさ、そして、能力。その総数が大きければ大きいほど、人やお金は集まっていく。

このことを改めて学ぶことが出来た一冊です。

今、自分が携わる事業によってどれだけの人が幸せになるのか?どれだけの貢献が地球規模であるのか?

そんなことをまずは考えていくことがとても重要です。そして、それを決めて、そこに向けて全力を掛けて力を注ぎ込む。

そして、既得権益や、既存の考えをぶち壊して、最大限必要なものを考え出していくことに取り組んでいくことで、21世紀にあるべきものを再定義する。

そのようなことに取り組んでいきたいと思える一冊なので是非読んでみてください。

因みにこれも面白そう!










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