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フィリピン・バナウエ旅3泊4日

  • 2024年6月に世界遺産の棚田を見に行ってきました。

  • この頃1₱=2.71円くらい。

  • 一人旅総額7万円ほど。

1日目:成田→ニノイ・アキノ国際空港

エアアジア往復30970円。エアアジアは事前にオンラインチェックイン可能でしたがEチケットでの入場はできず紙の搭乗券が必要ということで結局カウンターで発行して貰いました。これ意味ある?
入国に必要と云われていたeTraveも用意していつでもQRコードを見せれるよう準備していましたが特に提示も求められずすんなりイミグレーション終了。いらんのかい。
eSIMはkkdayで事前に購入。1日1G/4日間で763円。回線混雑時や一部の山奥を除いてバナウエでも問題なく使用できました。

https://www.kkday.com/ja/product/132859-philippines-unlimited-data-esim

16時頃ニノイ・アキノ国際空港に到着。
まずはキャッシングの為ATM探し。海外キャッシング界隈で有名なアコムACマスターカードを今回初めて使用。8000ペソをキャッシングし数分後にネットで21590円返済。確かこの時1ペソ=2.71円くらいだったと思うんで90円くらいの手数料で済んでるんですよね凄い。ただ同日に2回目のキャッシングをした際は楽天バンクからの返済にSTOPが掛かったので日をまたいで使ったほうが良いかもです。3日後帰国してからの返済は問題なく可能でした。

タクシーを拾うために空調の効いていた空港から一歩外に出ると重い熱気に気圧される私。日本も湿度の高い国だと思っていたけど上には上がいるもんだ。

いつの間にか外は人でごった返していてさっきまで使えていたネットも繋がらずGrabアプリでタクシーを呼ぼうと思っていた私は困った。暑いし。
タクシーの呼び込みも凄まじくこの際適当にそこら辺のタクシーでもいいかなと思ったけどGrab有人カウンターを発見。やっぱり節約しないとね。列に30分ほど並びようやくホテルまでのタクシーを手配。
ただ乗ったはいいものの道路も渋滞が凄い事になっており結局高速を使用し割高料金685ペソとなりました。あちゃー。でも30分くらいで到着できた。

22時の夜行バス出発時間までこちらのホテルを利用しました。
ohayamiバスターミナルから徒歩4分。
デポジットに1000ペソ必要。

ショートタイムでの利用ができず数時間滞在でも1日分の宿泊料金がかかるとのこと。汗だくでシャワーを浴びたかったのと夜中のマニラをうろつきたくなかった私はそれでも承諾。近辺を探せば短時間利用OKのホテルもあったかもです。
agodaから予約すれば一人1泊3000円くらいでした。ウォーターサーバーも有り何よりエアコンの涼しさが身に沁みました。
夕食に出かける際にいくら鍵を回してもドアの鍵が閉まらず壊れてるのかと思ってスタッフさんに尋ねたら扉内側のドアノブ突起を押し込んでそのままドアを閉めればロックが掛かる仕組みでした。へー初めて見た。

夕飯は近所の屋台で適当に頼みました。90ペソ。
これを機にこの国のチキンがやたら美味しい事に気が付いてしまった私はこの後もチキンを食べ続けるのであった。

紙皿に袋を被せるの私も真似ようと思った

マニラ→バナウエ行きの夜行バスは事前に日本でネット予約済みだったのでチケットカウンターにて引き換え。

ちなみにohayamiの公式サイトからは手持ちのクレジットカード全て弾かれて購入できなかった為以下のサイトから予約しましたが問題なく席確保されておりました。片道2500円くらい。現地で買ったほうが多分安い。

大きい荷物は預けられますが特に本人確認のチェックなどもないので下車したら速攻で荷物の回収をしました。空調はそこまでガン冷えではなかったけど長袖衣類はあった方が良いかと。残念ながらUSB充電等は有りません。トイレ休憩を挟みつつ9時間ほどでバナウエに到着。席がなく通路上のサイドシートで眠る羽目になっていた人もいたので予約はお早めに。

2日目:バナウエ到着 バダットの棚田へ

夜行バスにて車中泊後、朝7時にバナウエ到着。
到着後すぐに環境税50ペソ支払いと記帳がありました。
周囲にはバス下車客をターゲットに勧誘してるトライシクル運転手達がいっぱい居てそのうちの一人がホテルまで無料で送ってあげるというので絶対チップ取るやろと思いつつ乗せてもらう事に。そして彼にホテルのチェックイン時間までまだ有るし朝食がてらツアー予約でもしない?と言われレストランへ誘導される私。ですよね~~と営業ルーティンに流されつつ、まぁ現地でツアー手配したかったし相場も分からんしとりあえず話を聞こうと思って着席。トーストとコーヒーを摂取しつつ交渉。

眺めが良かった

バナウエに1泊して明日の夕方のバスでマニラに戻ると伝えると2日間棚田を廻るツアー7000ペソを勧められたが高すぎ無理~~。私はバダッドのトレッキングさえできれば良いし2日もいらないと話すと棚田以外何もないのに!?ここでどうやって過ごすの!?と驚かれ、そこまで地元卑下せんても…美味しいごはん屋さんとかあるやんと思った(googleマップ参照)

なんやかんや交渉しBatad Rice Terrace, Bangaan village, Banaue view pointの3箇所を1日で廻るツアーを3000ペソでお願いしました。
午後から天気が崩れるからすぐ出発しよう!と急かされ眉毛を書くひまもなく寝起きドすっぴんでバダッドへ向かうことに。大きい荷物は事務所に預け水持って日焼け止め塗ってハット被ってGO!

バダッドで環境税50ペソ支払い。
ガイドの74歳おじいちゃんに連れられトレッキング開始。
見事な快晴だけども日差しが強烈でスマホも灼熱温度になり写真を撮るたびに壊れないか心配した。
休憩を挟みつつ往復約3時間。素晴らしい景色だった。

嵐で崩れた箇所も
山頂の休憩所で冷たいお水も買えました40ペソ。生き返った。

私は予算の都合上諦めましたが滝まで歩くコースもあるとのこと。

ガイドのおじいさん曰く自分は政府から発行された正規ライセンスを持つ公式ガイドで何十年もこの仕事をしているんだ、と誇らしげにIDを見せてくれました。違法ガイドもいっぱい居て彼らは自分の何倍もの報酬を受け取っているんだ…とも。
私は登山靴を履いていましたがおじいさんはサンダルで険しい山道をすいすい移動していた為、サンダルなのに凄いね!と伝えると靴を買うお金がないんだ…と。余計なこと言うたぁあ。

入口まで戻り次の目的地に向かうべくトライシクルに乗り込むとおじいさんとドライバー兼ツアー案内の男が何やら揉めている。曰く男から手渡されたガイド料の金額が少ないとおじいさんが英語で訴えていた。おじいさんそれまで地元民とはタガログ語で会話してたのにその時だけ英語で話してたのは私に聞かせるためだったと思う。私はこのツアーに既に3000ペソを支払っているし現地では結構な金額であり本来なら見合った代金は渡せているはずだが…どれだけ中抜きされたんだろう。そのうちおじいさんは首を振りながら去っていった。

その後事務所に寄り荷物を回収、道すがら宿にも赴きチェックインを済ませ、再度後半のバンガアンとヴューポイントに向けて出発。
トレッキングをするわけではなく高所から景色を眺めるだけだったのでバダッドの後だと物足りなく感じてしまいました。
viewポイントではイフガオ族の女性2人と写真撮影が行え、金額はお気持ちでと言われ悩んで最初20ペソを出したら首を振られ40ペソで頷いて貰えたので支払いました。相場わからない。

Bangaan village
小さく見える藁葺き屋根のお家がイフガオ族の伝統的な家屋らしい
Banaue view point
午後から天気が崩れる言うてたけど別にそんなことはなかった

14時頃にはツアー終了し宿まで送ってもらいました。
バダッドで既に満足してしまい当初の目的は達成してしまった為もう充分かなとも思いましたが一応明日の予定として他のツアーも調べてみるかと考えMUNICIPAL TOURISM CENTERへ。
おじいさんの件があってツアー頼むにしても今日と違う所にしようと決めました。スタッフさんにバダッド以外のお勧めを訊いたらハパオ一択。温泉もあるよと言われこの暑さで温泉はちょっとなぁと思いつつもトレッキングも出来るようで面白そうだったのでHapaoに決定。トータル1970ペソとのこと(内訳が移動費1200ペソ、環境税70ペソ、ガイド料700ペソ)明瞭会計だ!
ひとますトライシクル代1200ペソのみカウンターで支払い他は現地で直接支払ってねと言われました。出発の希望時間を伝えさくっと予約完了。最初から市の観光センターを頼れば良かったなぁ。

ジプニーを使えばもっと移動費を安く抑えられるとの情報は掴みましたがいざジプニーを覗いて見ると…乗客に女性が誰もいない…地元住民も愛用する乗合バスのはずなのに女性0人て…たまたまかもしれんけど。
万が一男性の悪ノリ集団心理が発生した場合、外国人女が真っ先にターゲットにされる図しか浮かばなかったので低価格は非常に魅力的でしたが断念。
乗ってく?と聞かれちょっとぐらついたけど安全第一。今回の旅では割高でもトライシクルを選択しました。トライシクル2人乗りなんでもうひとり居れば割り勘できたんだけどね。一人旅の辛い所。
ジプニー見かけるたびに満車通り越して屋根にも人が乗っかってる状態であれで坂道や急カーブ走ってんのすげぇなと思った。
多分ジプニーで移動して現地で直接ガイドを雇う代行会社を挟まない方法が一番安く済ませられる観光だと思われます。私には無理やが。

Banaue Homestay
1泊1785円
窓からの眺望

私が泊まった部屋は角部屋で防音性が無く、すぐ隣で鶏も飼育されていた為ずっと鶏と犬とバイクの音が聞こえている状態でこりゃ眠れんかもなと思っていたけど夜行バスとトレッキングの疲れもあったのか14時間爆睡。快眠。
トイレ・シャワーは共用でしたがトイレは水洗だしシャワーもお湯が出るしエアコンは無かったけど風が入って涼しかったので問題なく休めました。タオルも無料で付いてきました。
ohayamiバスチケットセンターや観光センターも近くて買い出し等でも立地が良く便利でした。

2日目:ハパオ満喫

正直私はバダッドよりもハパオのライステラスの方が好きでした。
絶景映え写真なら勾配のあるバダッドが圧勝ですがハパオは稲穂との距離も近く実際に触れながら広大な田園風景の中をトレッキングできます(バダッドは棚田の外周を歩くコースでした)すれ違うのが難しい狭い一本道の上を歩きますが傾斜もなだらかでゆっくり景色を楽しめます。

ここで環境税を支払いガイドさんと合流。
温泉のすぐ隣が冷たい川で私は川で足を冷やして過ごしました。涼しい。更衣室もあった。
写真には収めませんでしたが収穫作業中の光景も見られました。

ガイドさんは41歳女性で10歳のお子さんがいる方でした。大人になってから英語を勉強してこの仕事を始めた為うまく話せない時もあると仰られていましたが私より数億倍流暢に話されていました。ハパオで生まれ育ったそうで歴史や文化の説明もしてくださいました。
トレッキング自体は往復2時間もかからないくらいの距離でしたが河原でのんびり過ごしたりしてバナウエに戻ったのは15時くらいになりました(10時に出発したのに)

既に宿はチェックアウトしていましたが荷物を預けていたので回収ついでに、お金払うからシャワーを借りれないか相談したところタダでいいよ~とOKが貰えました。汗だくだったので嬉しかったです。

17:30のバスの時間までバナウエ市内散策。
ohayamiバスチケット売り場は看板は外からでも目立つのに肝心の事務所が覗かないと外から見えない場所にあるので注意です。(間違えて隣の売店の人に声かけてめっちゃ怒られた)あと乗り場は下車地点と同じで売り場から徒歩20分くらい離れた場所になります。


4日目:マニラ→成田帰国

夜行バスに乗り朝4時にマニラに到着。
まだ周囲は暗かったので初日に宿泊したホテルへ直行。深夜早朝のマニラをうろつく勇気はない!送迎勧誘の声を振り切りダッシュ!
エアコンとウォーターサーバーに感謝しつつシャワー浴びて仮眠。
朝8時に目を覚ましせっかくなので市場やスーパー等見て回りました。
お土産にバナナチップス買おうと思ってたのに案外売ってない。マンゴーならいっぱいあるけどマンゴーは高い。結局空港で買いました。
私は10分外に居るだけで汗がすごいのに現地の方は誰も汗かいてなくてやっぱり体質が違うのかなぁと思った。
あとどんなに暑くても皆ホットコーヒー飲むのにも驚いた。

Grabアプリでタクシー手配し空港へ移動。時間帯によるのか朝は渋滞の様子など微塵もなく空いてて下道30分くらいで着いた。しかも244.11ペソ。やっす。IDAREカードで663円引き落としを確認。
海外手数料無料を実感したくて今回初めてIDAREを導入しましたがキャッシュ中心の旅だった為あまり出番はなかった。

空港の出入り口で搭乗券の確認があったのでオンラインチェックインでゲットしてたeチケットを見せて事なきを得ました。意味あった。他エスカレーター前でも確認されることがあった。

空港にて初ジョリビー。めちゃ混んでた。チキン美味。136ペソ

ちなみにeTraveは外国人が出国する際は不要とのこと。いや入国のときもいらんかったけどな。

・ラウンジ
プライオリティパスでA Lounge利用してみました。シャワールームもあった。食事が補充されてないみたいなネット情報も見たけど午前中だからかたっぷりありました。美味しそうだったけどJollibeでお腹が膨れていたため飲み物だけ摂取。
ちょろっとPAGSS Premium Loungeにも立ち寄ったけど冷房が壊れててそれでも良いか聞かれました。アイスだけ食べて出た。こちらも食事は沢山並んでました。

・何事もなく無事日本に帰国。
Visit Japan Web初めて使用しましたがQRコード読み込んですんなり手続き終了したので楽でした。バイバイ申告書。
そういえばハノイでは何度か遭ったお釣りのちょろまかしがバナウエでは一度もなかったですね。
ディート30%配合虫除けスプレーも持っていったけど結局使わなかったです。

・動物の話
滞在中、野生なのか飼育されているのかよく分からないワンちゃん猫ちゃん鶏ちゃんがいっぱいいるので噛まれないかドキドキしてた。
ただ道端に居る犬は人の顔色を伺うような弱々しい視線を向けてくる子ばかりで何だか居た堪れなかった。元気いっぱいの自信に満ちた顔の子はあまり見かけなかった気がする。
逆に猫は視線が鋭い子が多くて痩せてるからなのか種が違うからなのか顔の形が皆三角形で日本の猫と違うと感じた。日本の野良とはまた違った貫禄がある。
バナウエの鶏は道路も横断するし山にも居るしなぜそんな所に???みたいな場所にもよく出没していた。どうしてフィリピンのチキンはこんなに美味しのか訊いたら鶏肉を保存する習慣はあまりなくてその日捌いてその日のうちに提供するから新鮮なんだんだよと教えてもらった。なるほど~。

3泊4日の旅で現地で9000ペソほど使いました。
航空券、ホテル、バスなどは予め日本から予約し45000円ほど。
総額7万円くらいですかね。円安もあるのと近年バナウエのツアー料金も全体的に値上がりし続けているみたいなので昔と比べ随分上がったようです。

バナウエの棚田は本当に素晴らしく、行かれる際は是非バダッドとハパオのトレッキングを体験してみてください。



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