大人げなく泣きまくって起きたら顔がひどかった

銀座のお店で働くようになって3年が経つ。最近はコロナの影響もあり、たまに出勤する程度だけど。

昨日お店に行ったら、ママが暗い声で電話していて、その瞬間、あ、誰か亡くなったんだなとすぐにわかった。こんな勘は正直当たって欲しくない。

着替えていろいろ作業していたら、電話が終わって、もしかして誰か亡くなったの?、と聞いたらやっぱりそうだった。
その後、名前を聞いて、驚いた。
そしてすぐには悲しさは来なくて、じわじわと寂しいなという感情がきた。
そしてやっぱり悲しくもなったけど、悲しいのに泣けなかった。今日、ちゃんと仕事できるのかな、できないかもな、と思った。陽気なBGMがいつもより耳障りだった。


お客さんがその後来てくれて良かった、なんでもない顔をして1時過ぎまで飲んで送ってもらって。
でもこのまま家に帰ったら一人ですごい泣く、とんでもなく泣くなと思って、BARに寄った。その人を知らない関係ない人に今思ってることを話したかったから、話した。相手は迷惑だったと思う。

でも、そこでやっとアホみたいに泣くことができた。泣けて少しホッとした。

その人が最後に来てくれた日のことを覚えている。もちろんそれが最後になるなんて、その時は思わなかった。またね、なんて言って、今日はあんまり飲まなかったね、なんて軽口をたたいた。

人との別れってこんなに急に訪れるんだ。
いや、わかってた、おじいちゃんが亡くなった時だって、もっと会いにいけばよかった、もっと一緒に散歩すれば良かったって思ったんだった。


お客さんが亡くなって、こんなに悲しくて泣くとは思わなかった。だって、年に何回か会う程度だったから。でも、来るたびに楽しい時間をもらったし、こんな歳まで現役で働いて、遊び方も素敵で、本当に愛されている人だったんだ。

これから先、こういうことってまだあるのか、あるよなと思ったら、さらに苦しくなった。

そしてやっぱり、会いたい、声が聞きたい、って思ったら、その人には絶対すぐに連絡しようと思った。

こういうことが起きるたびに、後悔してばかりで、そんな自分が本当に恨めしい。


ありがとう、またね。わたしはもう少しこっちで粘るよ。

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webマーケ、営業、人事、広報、秘書などの経験をいろいろな会社でさせてもらい、とうとうフリーランスになりました。 たまに銀座でホステス業もしており、自分が何なのかよくわかりませんが、それなりに生きています。 文章書く力の衰えを感じたのでnote始めました。テーマは決めてません。
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