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エンジニア組織のカルチャーの共通認識化に取り組んだお話

こんにちは!株式会社令和トラベル執行役員CHROの田村です。
令和トラベルは、海外旅行業界のDXを通して、あたらしい旅行をデザインすることを目指して4月に創業し、目下プロダクト開発に全力を注いでいます!

先日シードラウンドで22.5億円の資金調達のプレスリリースを出させていただいたように、事業立ち上げを加速させているフェーズです。(ハワイのツアー予約を開始しましたので、ご興味ある方はぜひこちらから!)

我々はデジタルを最大限活用して、海外旅行をアップデートし、これまでにない新たな海外旅行ツアーの予約体験や海外旅行そのものの体験などを新しく創っていきたいと考えています。ですので、エンジニアのみなさんが中心となってプロダクト開発をしているのですが、そんなエンジニア組織のカルチャーを作っていくための取り組み(取り組みと言っても始めたところですが)を少し公開できればと思います!

きっかけは、カルチャーデック作りに苦戦したこと

フルタイムのエンジニアがまだまだ多くない中で、カルチャーをなぜ意識し始めたのかというと、技術顧問の真さん(株式会社ビジョナルのCTOである竹内真さん)との打ち合わせで、エンジニア向けのカルチャーデック(候補者の方などに向けて会社を紹介する資料)を作成するべきだというお話をいただいたことがきっかけでした。(いつもありがたいアドバイスをいただき、感謝しかないです!)

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(カルチャーデックのエンジニア向けページ:開発環境)

本当におっしゃるとおりだと感じ、作成しようと優先度を上げたものの、思いのほか言語化して表現することが非常に難しいという困難に直面しました。我々は海外旅行事業のデジタル化を進めていくので、もちろんシステムやプロダクトの重要性は高く、そのためエンジニアの皆さんに非常に重要でかつ面白いお仕事をお願いできているという自負はあったのですが、いざエンジニアの皆さんに届く言葉で表現しようと思うと、非常に難しいという現実がありました。

それもそのはず、僕たちにはまだプロダクトがないので、「ほら、このプロダクトを見ていただいたら、魅力が伝わりますよね?」ということもできないですし、組織規模も小さいので「こんなイケてる組織で取り組んでいるんですよ!」とも言いづらいなどの理由があり、表現の難しさがあったのです。

確信しているエンジニアチームの魅力

表現が難しいというのはありながらも、確信していたこともありました。副業で多くのエンジニアの方にお手伝いいただいているのですが、副業の方の多くが、フルタイムまたは副業の方からのご紹介がきっかけとなりご一緒させていただいています。そして、ご紹介いただけている理由が、この環境で開発することが面白い、このフェーズの開発に関われることが面白いという前向きな理由だということを、副業の方との1on1で伺えていました。

この魅力をうまく言語化し、エンジニアの方にお伝えすることで、我々とご一緒いただけるエンジニアの方が増えてほしい、また、カルチャーがうまくフィットすると改めて感じていただくことでより働きやすさを感じていただき、高いパフォーマンスを出していただくことでお互いにとって良い状態にしたいと考えました。

エンジニアの皆さんでカルチャーについて共有しあってみた

現在、目下MVP(Minimum Viable Product:実用最小限のプロダクト)の開発に向けて全力を注いていただいている状況の中で、過度なリソースを割くことを避けつつ、上記の狙いを実現するために、エンジニアの皆さんとカルチャーについて考えていることを共有し合う機会を設けることにしました。(自分がやっているような言い方ですが、実際にはプロダクトマネジャーが主導でやってくれたので、僕は横で暖かく見守るという役回りでしたがw)

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(エンジニアの皆さんに書いていただいたアンケート)

事前にカルチャーについて考えていることのアンケートを副業の方も含めて、エンジニア・プロダクトの方にお送りし、それらの共有・議論をしていくという機会を設けました。すると、想像以上に皆さんが魅力と感じてくださっていることが共通化していて、「カルチャーづくり」ということを意図的に行わずとも、現状は自然とカルチャーとして大切にしたいことが共通化されていたことがわかりました。(詳細は後ほど。)

これは、個人的にはかなり大きな気づきでした。プロダクト開発に対する大切な考え方をエンジニアの皆さんに任せるという篠塚はじめ経営陣の考えがまさに浸透している状態だということがわかり、これを維持・拡大していくことができれば十分に我々の強みになりうると改めて信じられたのです。

令和トラベルのエンジニアチームの特徴

そのようにして話し合った中で、我々のエンジニアチームから上がった我々の特徴や魅力にどんなものがあったかを共有させてください。(あげてみたらたくさんありすぎますねwこれでも、特徴的なものに削っています…)

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(令和トラベルのエンジニアチームの特徴をまとめてみた図)

【令和トラベルの開発に関わる特徴】
・ミッション実現を通して、人の人生を豊かにすることに取り組める
・ビジネスの課題を先回りしてテクノロジーで解決するチーム
・ビジネスのコアとプロダクト開発が密接に関わっている
・カスタマーファーストな開発をし続ける
・持続可能な開発
・解決が難しく面白い旅行業界のデジタル化へのチャレンジ
・旅行体験を損なわない・リライアビリティにこだわる
・抽象度の高いテーマに向き合い続ける
・個々人が課題を見つけて解決に向けて動ける
・経営が技術投資すると決めている
・モダンな技術スタック
・オープンなコミュニケーション(みんなでよりよい組織にしようと議論できる)

僕なりにまとめてみたのが上記の図なのですが、弊社内で大切にしているミッショントライアングル(ミッションから戦術までの一気通貫した方針)と強く紐付いていると感じました。エンジニアとして、どういう開発環境で、どういう技術スタックで取り組むのかもとても重要なことだが、さらに重要なこととして、何のために取り組むのか、難しくも価値のあると信じられるどんな課題に取り組むのか、どんなチームで、どんな思想で取り組むのかということが重要だということを改めて感じることができ、それらの観点でエンジニアの皆さんに魅力を感じていただけていることを改めて認識することができたのでした。

そして、最後に仲間探しのご連絡

このような形で、組織づくりを始めている我々ですが、これから登っていく山を考えるともっともっとエンジニアの方をはじめ、様々な職種の方のお力添えが必要です!フルタイムでも副業でも興味を持っていただいた方は、ぜひご応募ください!(ミートアップやカジュアル面談もご用意しておりますので、まずは気軽な気持ちでぜひご連絡をお待ちしております!)


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