農業をやっていて一番嬉しい瞬間
みなさまこんにちは!たむらゆうきです。
今日の新潟はめちゃくちゃ寒く、2月も後半だと言うのに雪と風がまだまだ吹き荒れる日々が続いています。
そんなわけで今日の僕は一日家に引きこもり、農業に必要な事務的なことをしていました。ホームページを整えたり、会計の勉強を改めてしたり。
そんなことをしていたら見たい動画がめちゃくちゃ出てきたので、今日のブログはサクッと軽めにお話をしたいなと思います。(いつも2500文字ぐらいですが今日はサクッと1000文字ぐらいで。)
というわけで今日はタイトルにもある通り「農業をしていて一番嬉しい瞬間」についてお話してみます。
この話はちょこちょこ聞かれることで、特に小学生の前で何かお話をするときによく聞かれます。
「おいしいと言われた瞬間」「野菜がよくできた瞬間」「お金がたくさん入ってきた瞬間」などなどいろんなことがありますが、その中でも特に僕が嬉しいのは
タネをまいて芽が出てきた瞬間
が一番嬉しいなぁと思います。けっこう地味ですねと言われますが笑。これが僕のリアルです。
タネって植えたからといって確実に発芽するとは限りません。水の量、温度、光、かける土の量などなど意外に発芽のための条件って多くて一つでもミスると発芽しないというキビシイ条件です。
そんな厳しい条件でありながら、水の量やかける土の量っていうのは可視化できないのでそのタネにあっているかどうかがわからないんです。
さらにさらに、それに加えて土の中の状況は目に見えないのでタネがどうなっているかも見えない、、、
まぁようするに、タネをから芽がでるまでの期間というのは野菜を目に見えないから何が起きているかわからない期間なんです。
もちろんある程度慣れてくれば感覚もつかんでくるのでかなり発芽の確率は良くなってはいますが、それでも万が一のことを考えるとどうも種まきから芽が出るときは緊張するのです。
実際に今はズッキーニのタネをまいて、電熱線を使って温めながら発芽の時を待っていますが、、、ちゃんと芽が出てくれるかめちゃくちゃ気がかりです。
めちゃくちゃ気がかりでちゃんと発芽してくれるかわからないからこそ、
芽が出てきた瞬間は一番嬉しい瞬間なんだと思います。
「おーーーー!!!よく出てきてくれたね~(涙)」
と1人でハウスの中で叫ぶこともちょこちょこあります。(作業をしながら独り言はたぶん農家あるある)そのぐらい僕にとって発芽の瞬間は輝かしいものなのです。
そもそも芽がでてこなければ元も子もないですしね。どれだけ良い肥料を撒いていようが、どれだけ良い土に仕上がっていようが芽が出なければ関係なくなっちゃいます。
発芽は始まりであり、ある種のビッグバンなのです。
という名言っぽいワードが降りてきたあたりで、今日は終わりにしようと思います。
この吹雪が過ぎ去って春が吹いてきたら、種まきシーズン本番。何度も畑で喜びの雄叫びをあげられるようにがんばります。
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