ネコは悟りを開いている!ネコのようにいきたいけど…、我が家のネコをみて考えたこと

この投稿はYouTubeの台本をそのままアップしたものです。

2匹のネコを飼ってます。

1匹は白い長毛で10歳くらいになる男のぱんにゃと、もう1匹は1歳未満のサバトラ柄の女の子のあにっちゃです。

田舎なのでネコたちは自由に外で遊びまわっています。そして、白ネコのぱんにゃは毎年1回のペースで、蛇に噛まれて帰ってきます。

数日前、白ネコのぱんにゃは外から帰ってきてコタツの中でじっと大人しくしていました。我が家では一日4回のごはんタイムがあり、夕方と夜のごはんタイムになってもコタツから出てこなく、ちょっとぱんにゃを調べてみると右前足のつけ根あたりに血がついていて、ヒョッコヒョッコと歩いたのです。オレの過去の経験からこれはネコとの縄張り争いのケガではなく、蛇に噛まれたのではと思いました。ぐったりしているわけではなかったのでひとまず様子を見ることにしました。

白ネコのぱんにゃは少し元気がなく痛そうに歩いてはいるけど、顔は何事もなかったかのようにケロッとしていて、蛇に噛まれた当日と次の日の昼まではまったくごはんを食べずに、少しの洗濯物が放り込まれている洗濯機の中でじっとしていました。

ネコの本能がケガをしたら、何も食べず、安全な場所(今回は洗濯機の中)でとにかくじっとしていることをさせたのでしょう。オレもそれを邪魔しないように無理にごはんを食べさせることはしないで、回復を待っていました。

白ネコのぱんにゃは蛇に噛まれた次の日の夕方から、いつも通りにごはんを食べ出し、今朝は、爪をガリガリと研いでいました。

ネコたちは、いまなにをするべきかをわかっています。そして自分がいまなにをしたいかもわかっています。ほぼ迷うことはありません。

ネコは後悔もしなければ、嫌われるかもしれないという心配もしません

ネコを見ていると、自由気ままでわがままで、好き勝手に生きているように見えます。お腹がすけば、やたらとまとわりついてきて、ニャーニャーとごはんを催促してきます。

朝早くから外に出せとか、めしをくれとかで毎日起こしてくるし、外に出せばすぐに家の中に入れろと窓ガラス越しにガン見してきたり網戸を登ってアピールして、人間側の都合なんて一切かまいません。

ネコにとってはニャーニャーとまとわりつけば、ごはんをもらえたことがあったからそうしているだけ。もちろんもらえないときもあるけれど、そんなことは気にしない。うるさいと怒られても気にしない。ごはんが食べたくて、もらえる可能性が少しでもあるのならニャーニャーとなくでけです。

そして、ごはんをもらえなければもらえなかったで日向ぼっこでもする。もらえなかったといって恨んだりはしません。オレの様子を耳で伺いながら、チャンスがあればまたニャーニャーと鳴くだけです。

よほど肉体的に痛い目にあわなければ、ネコは人を恨むことはないと思います。

ネコは現状をすばやく判断し、行動します。しつこくしてきます。じっと待ってアピールしてくることもあります。

あきらめた時の切り替えのスピードは一瞬です。何事もなかったかのように、こてんと横になります。

ネコたちの判断の基準は明確です。そして判断し行動したその後の最終的な結果には無頓着のように感じます。しつこく頑張りはするけど。

ときにどうするか迷うことも見受けられます。雨が降っていたり、風が強い日は外に出るかどうするか、しばらくじっと外の様子を見ます。しかしそれも10秒〜20秒で判断します。もし外に出て雨に濡れてたとしても、もちろんその判断に後悔しているようには見えません。

冒頭で話した白ネコのぱんにゃが蛇に噛まれてケガをして帰ってきた後も、痛そうに歩いていたし、24時間くらいは自ら食事もとっていませんでしたが、飄々としていました。そのことに対してなんの落ち込みもイライラも感じませんでした。

ただあるがまま、起こったことに対していい悪いとジャッジすることもなく、体の声を聞いて、今やるべきことをしているだけのように見えました。

ネコたちは嫌われることを怖れたり、失敗を怖れたりしません。

状況をすばやく判断し、すぐに行動し、結果をそのまま受け入れ、で、今からどうするかをまたすばやく判断し、すぐに行動に移すだけです。

もちろん人間は後悔することで、学び、改善をします。
不安に思うことで、危険を回避したり、望んだものを手に入れる可能性を高めようとします。
それが悪いわけでも、間違っているわけでもありません。

ただ、いつまでも後悔をしてくやみ続けたり、不安に過剰になりすぎて、行動ができなくなったり、逆にやりたくもないことをやってしまっていたりします。

そんなときはネコを思い出し、ネコだったらどうするだろうかと、ちょっと考える視点をいつもと変えて見るのも面白いかもしれません。

ネコから学んだ、ネコに近づくための4つのポイント

1、判断基準を明確にもつ
何を自分の人生で大切にしているのかを、明確化し言語化しておくこと。
もしくは身体感覚(内受容感覚)や直観を信じること。

2、すばやく判断をする
その行動は大切なことにつながるかどうかをすばやく判断すること。

3、思考停止する
大切なことにつながっていると判断をすると、そのあとは思考停止して行動することに集中する。大切なことにつながっていないと思えば行動しない。
判断すると必ず、ネガティブな考えが浮かんできたり、不安な感情が出てきたりするが無視し、思考停止でとりあえず行動に移すこと。
もしくは身体感覚(内受容感覚)や直観を信じ、それに従い行動すること。

「思考停止で行動する」については過去のオレの動画を見てみてください。

4、うまくいかなくても後悔しない
行動した結果が何であれ自己批判せず受け入れる。ネコは後悔しない、立ち止まらない。あるがままを受け入れ、その瞬間の最善を尽くしつづける。

ネコはやっぱりすごい

いま、白ネコのぱんにゃはこたつの中でイビキをかいて寝ています。サバトラ柄のあにっちゃは、畳の上で日向ぼっこをしながら、オレを見張っています。オレが立ちあがろうものなら、ごはんをくれと猛アピールするためです。彼女の食欲は尋常ではありません。しかし彼女は食事コントロールをされていることに対して恨みも感謝もありません。現実を当たり前に受け入れているだけです。たぶん。

そろそろネコたちのお昼のごはんの時間になってきたので、ここら辺で終わろうと思います。

はい、ではでは、たもさんでした。

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