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地方を元気にするために

おはようございます。
はじめまして。たむです。
最近読書を始めて、得た知識を誰かにひけらかしたくなったのでnoteに書き連ねていこうと思います。
今回は自分が地方出身ということもあり最も興味のある分野”地方創生”について述べている

「地元がヤバい…と思ったら読む凡人のための地域再生入門」木下 斉 著

を読んで学んだこと、感じたことについて書きます。


1.本の概要

地方創生に関する課題、解決策について、論理的な理解ではなく心情の理解を目的としている書籍です。

小説仕立てになっており、大学を卒業し都会に住んでいた主人公が地方に戻りいろいろな課題にぶつかり、周りの人々の協力を得てそれを解決していくという物語です。

本書中の課題や解決策は高校時代から商店街の活性化など地方に関する多くの活動を行ってきた筆者の経験がもとになっています。

2.補助金が地方のガンなんや!!

「補助金が地方のガンなんや!!」
これは作中、地方で飲食店を何店舗も軌道に乗せているデキる男、佐田という人物のセリフです。
このセリフは「地方活性化」という大きな目的からはかけ離れた補助金の現状を表しています。
この問題は地方自治体のお金は稼ぐものではなくもらえるものという誤った認識が浸透している点にあります。もらえるものはもらったほうが使えるお金が増えて経済が潤うように感じますがそこまで単純な話ではありません。

例えば建設費1億円の町民センターを作るために5000万円の補助金が出たとします。補助金は基本的に自治体だけでは費用を賄えない場合に予算が計上されます。建設する際に補助金は出るものの運営はほとんど自治体の出費で賄わなければいけません。補助金をもらわなければいけないほどの大きな建物を建てた分負担が大きくなり翌年以降の財政収支が悪くなるということが起こっています。

自治体が補助金を投資として考えておらず、「稼げるか」ではなく「どれだけ足りないか」という面を見ているため地方で経済を回すという視点が欠落している点が経済活性化につながらない1つの要因であると考えられます。

3.地元企業が稼ぐ

補助金に頼りきっていては経済発展にはつながらないため民間企業で稼いで地方にお金を落とすということが重要になります。ここでの民間企業はチェーン店ではなく地元企業である必要があります。大企業だと雇用は生まれるものの法人税は大都市に流れ、消費者が支払ったお金もその地方への投資ではなく、大都市はたまた海外への投資へと利用されてしまいます。
地元企業が地元で稼ぐことが地方活性化への一番の近道です。

ではどうやって稼ぐのか。

ポイントはピンホールマーケティングです。

幅広いセグメントに対して万人受けするものを提供することはリソースの面で大企業に分があります。地方がその中で打ち勝っていくには大衆受けはしなくとも誰かに刺さる尖った商品、サービスを作ることが大切になります。岩手県紫波町ではバレーボール専用の体育館、宿泊施設を作ることで県外からの集客にも成功しています。
地方企業が稼ぐためには、その地域ならでは、その企業ならではの特色や魅力を生かして誰かに刺さるサービスを考えることが必要です。

他にも多くの課題や解決策はありましたが自分が納得できた2点を紹介してみました。地方が稼ぐことは上記のポイントだけではうまくいくはずもないのでまだまだ文献を読み漁りながら解決策を導き出して行けたらなと思います。

4.自分に何ができるのか

ここ数か月地方活性化のために自分に何ができるのかを考えた際に自分の地元における優位性は大学で経営学を学んでいる点であると思いました。
特に本質と魅力の考え方は新規事業展開にも既存事業の成長にも役に立つものなのでその魅力を企業に認識してもらい、顧客に伝えることが自分にできる最大限の貢献なのかなと思います。

未だにアウトプットの形は模索中ですが学んだ武器を用いて地元に新風を吹かせられるように頑張っていきます。

5.あとがき

もっとフランクに書くつもりだったのが思いのほかクソ真面目になってしまいました。文章書くのって難しいですね。
稚拙な文章でしたが読んでいただきありがとうございました!







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