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「エソテリック・ヒーリング年間講座」第1回レポート(後編)

今回は「エソテリック・ヒーリング年間講座」第1回のレポート後編です。
↓前編はこちら。

神智学

秘教の前身ともいえる思想、神智学(しんちがく・Theosophy)って知っていますか?秘教よりは一般的に知られているワードかと思います。

最初にTheosophyという言葉を使ったのは3世紀頃の哲学者、アンモニオス・サッカス。それ以前の古代へルメス思想や、ピタゴラス・プラトンの思想を引き継ぐもので、自分を神智学者と名乗る人たちも数多く存在したそうです。

そして、近代神智学の母とされているのがブラヴァツキー夫人です。1875年に神智学協会を創設しました。『シークレット・ドクトリン』などベストセラーとなる本も書いており、アインシュタインやエジソンなどの著名人も愛読していたそうです。
アリス・ベイリーも一時期神智学協会に在籍していましたが、方向性の違いから去ることになります。組織が大きくなって行く時期にありがちなやつですね。

神智学協会の目的

神智学協会では、下記を目的として定めています。

1 人種・宗教の相違に囚われることなく、人類の普遍的同胞団の核をつくること
2 古今東西の優れた宗教・哲学・科学の比較研究を促進すること
3 自然および人間に潜在する解明されていない神秘を探求すること

宗教・哲学の様々な流派が、正当なものは大元で皆つながっていて、お互いに違いがなく補完的な助け合う関係だ、と言っているのです。
私はこれを聞いた時、「素敵やん!」と思いました。
宗教の大元はみんな一緒だとすると、宗派の違いによる争いなど全く無意味ということになりますよね。なんて平和で素敵な考え方!と思いませんか?

ハイラーキー

宗教の大元はみんな一緒!という考え方がどうして生まれているかと言うと、それは、ひとつの人類に対してひとつのハイラーキー(=人類を導く存在方の集団)が存在している、という絶対的ベースがあるからなのです。
一神教の人からすると、例えばキリスト教徒の場合、イエス・キリストが絶対神であり、キリスト以外の神の存在を認めないわけですが、
神智学や秘教からすると、イエス・キリストとゴータマ・シッダールタ(お釈迦様)は同僚みたいなもの。同じところに存在するハイラーキーなのです。(漫画『聖☆おにいさん』の世界ですね!)

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ここまで読んで勘の良い方は、前回書いた「クートフーミ大師」や「ジュワル・クール大師」が何者かもうお分かりですね。
そうです。ハイラーキーです。だいぶ下っ端の方ですけど(笑)。

アリス・ベイリー著『トランスヒマラヤ密教入門』という本には、ハイラーキー様達の組織図のようなものが書いてあったり、それぞれの役割が語られていたりしてとても興味深いです。

どうやら位の高い?ハイラーキーは人類と直接対話することはないようです。ジュワル・クール大師はたぶん下っ端で人類とのコンタクト担当なのでしょうね。神々の世界もいろいろ大変そうですねっ。


次回は「エソテリック・ヒーリング年間講座」第2回のレポート前編を書きます。
テーマは『エーテル体とその2つの様相』です。なんのこっちゃ?と思いながらお待ちくださいませ。


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