「エソテリック・ヒーリング年間講座」第5回レポート（後編）

今日は「エソテリック・ヒーリング年間講座」第5回のレポート後編です。

第5回のテーマは「アストラル体、病気の最重要原因」です。

睡眠とアストラル体

睡眠とアストラル体の関係性の話はとても興味があるのですが、講座内ではあまり説明がなかったので、ここでは神尾学先生著の『人間理解の基礎としての神智学』や今まで神尾先生から教えていただいたことを総合して書いてみようと思います。

皆さんは夢を見ますか？夢を見ない人はいないと言われていますが、夢の内容って起きてしばらくすると忘れてしまいますよね。

人間は目が覚めているとき、アストラル体と肉体はエーテル体によってつなぎとめられています。これによって目覚めた意識の状態が生まれるわけです。
ところが眠っているときは、アストラル体（とメンタル体と魂）は肉体とエーテル体から離れ、肉体とエーテル体（の脳）は休んでいる状態になります。そのために明瞭な意識が失われてしまうのです。

起きている状態、眠っている状態、死んでいる状態（肉体の死の直後。説明はこの回）を絵にしてみました。

前編で説明した通り、アストラル体は瞬間瞬間の感情で変化するものなので、「わたしのアストラル体」という安定した形はありません。上図はアストラル体のオーラをイメージ化したもの、と思ってください。

私たちのアストラル体（＋メンタル体＆魂）は毎晩肉体から抜け出てアストラル界で活動していたのです。夢の世界はある意味リアルなパラレルワールドなのかもしれませんね。

あるレベルまでアストラル体が発達した人は、睡眠中も意識が失われずにいたり、目覚めた状態のままでもアストラル体が肉体・エーテル体から離れてアストラル界層で活動できるそうです。

アストラル界層は4次元の世界で、3次元的な時空間の制限を受けないので、肉体から離れたアストラル体は自由に行きたいところに行けるらしいですよ。

ふたつの糸

魂と体は二つの糸でつながっているそうです。

ひとつは「意識の糸」。これはヘッドセンター（センターについてはこの回）に繋がっています。もうひとつは「生命の糸」。これはハートセンターに繋がっています。意識の糸は毎晩寝るときに抜けますが、生命の糸が抜けるのは死ぬときですので、寝ているときはつながっています。

毎朝目覚める際に、アストラル体はこの生命の糸を手繰って肉体に戻ってきているそうですよ。生命の糸大事！

上で書いた、目覚めながらアストラル界層を縦横無尽に動いている人の場合って生命の糸がびよ～～～～んと超伸びているんですかね。切れないか心配になりますね。

感情が身体に与える影響

ストレスが身体の不調を引き起こすことは既に広く知られていることではありますが、中医学では精神や感情の状態を「喜・怒・憂・思・悲・恐・驚」の7つに分類し、この感情の変化は五臓「心・脾・肺・腎・肝」に影響を与え、さまざまな症状が現れるとされています。

例えば、怒りっぽい人は肝臓が悪くなるといいます。逆に肝臓が疲れていると怒りっぽくなるそうです。
確かにアル中の人って常に怒っていて暴力的な感情に支配されている感じですよね（イメージ）。

『秘教治療』の中では「インフルエンザの原因は恐怖心と心配にある」と書かれています。

コロナも同じだと想定すると、過度な心配や恐怖心をあおる風潮がさらなる流行を生み出しているのかもしれませんね。

そして『秘教治療』曰く、「世界が現在の恐れに満ちた状態から自由になればこの病気は根絶されるであろう」とのことです。

アストラル体をコントロールする

感情の変動が起因する身体の不調をなくすには、感情の変動をなくせばよいのですが、簡単なことではないですよね。

現在の人類の大半はアストラル体が最も強力で支配的な「からだ」だと言われています。何か行動する時に「好き・嫌い」など感情によって動かされることが多いということです。

アストラル体に支配されないためには、アストラル体の浄化とともに、その1次元上のメンタル体を発達させる必要があります。

メンタル体は知性を司る「からだ」です。感情を浄化するとメンタル体がアストラル体をコントロールすることが可能になります。そうすると、好き・嫌いという感情を抑えて理性的に、全体の中で自分が果たすべき役割を演じることができるようになります。

メンタル体を鍛えることで、病気を防ぐこともできるし、世のため人のために動ける人になるなんて、すばらしいですね。

こうなるとメンタル体についても気になってきますが、ちょうど「エソテリック・ヒーリング年間講座」第６回のテーマは「メンタル体とマインドの３つの様相、瞑想について」です。

次元が上がれば上がるほど理解が難しいのですが、メンタル体は人類が今一番学ぶべきことだと思うので心して学ぼうと思います！