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カフェの作り方 1

自己紹介

こんにちは。相原民人と申します。
LIGHT UP COFFEEというコーヒー屋で働いていましたが、7月末をもってして退職して、現在は独立の準備をしております。

LIGHT UP COFFEEにいた6年間は、全て宝石とも思える、素晴らしい日々でした。現在も続いている趣味である現代美術もお客様の影響ですし、ワインを教えてくれたのも、自転車を教えてくれたのも全てお客様です。

苦難をチームの乗り越えたときの達成感、仕事終わりにのむ酒の美味しさ、夢を語り合う時間の尊さを教えてくれたのは、現在のバリスタチームです。

ではなぜやめるのかといえば、妻とコンパクトな飲食店をやりたいという夢があったからです。私は、嗜好品には人を救う力があると思っています。そしてそれを求めている人は多いけれど、嗜好品のもつ「小難しさ」のようなものがシンプルな「楽しさ」を霧に包んでしまっているように思うのです。私はその霧を晴らして本質的な「楽しさ」を提供するお店を作りたいと思い今回の決断に至りました。

そして、現在進行形でカフェの開業準備中なのですが、ライトアップの創業の経験があってもやっぱり開業はめちゃめちゃ大変だと実感しております。

そこで自分の記録の意味とこれからカフェをやりたいという方々の役に立てるようにどうやってカフェを作っていくのかをnoteに残していこうと思います。現在進行形で残していくことで、一緒に創業を体験できるような臨場感のあるメディアにしていきたいと思っています。

事業計画書をつくろう。

早速なのですが第一回目となる今日は「事業計画書を作ろう」です。
具体的に出発する際はこれが第一歩かなと思います。事業計画書は読んで字の如くどんなカフェにするかの計画書です。

なぜ作るのか?

⑴ 自分のしたいことを明確にするため。またその事業がうまくいくのかを客観的に精査するため。
⑵ コンセプトを明確にして舵取りをできるようにするため。
⑶ 資金調達のため
⑷ 物件取得のため

大まかにはこんな理由からかと思います。では何を書けばいいのでしょうか?

・創業者のプロフィール
「なぜこの人(このメンバー)ならこの事業を成功させられるのか」がわかるようなプロフィールにしましょう。事業内容と直接関係ない過去を綴ってアピールしても逆効果ですので、気を付けたいところです。
・ビジョン・理念・目的
ビジネスの経験が乏しくても、「事業を通じてこのようにお客様に喜んでほしい」「こんな社会にしたい」という情熱や野望が伝われば、資金調達の実現に近づきます。
・事業の概要
ビジョンを実現するためのビジネスモデルを、客観的・具体的に伝えます。
・自社のサービスや商品の強みや特徴
競合他社と同じ事業に参入しても、事業が成長する見込みや社会的な意味は薄いと思われるかもしれません。ライバルを研究し、自社にしか提供できない商品価値などを伝え、自社の事業の独自性を理解してもらいましょう。
・市場環境、競合について
市場のニーズや事業に関連する政策の動向、競合他社の存在など、事業を取り巻く環境を端的に伝えます。
・販売やマーケティング戦略
どんなにいい商品やサービスでも、世間の需要を発掘し、顧客を獲得できなければ、ビジネスとして成立しません。アイディア重視型の新規事業ではおろそかになりがちの要素です。どのようなルートで世間へ自社のサービスの存在やメリットを伝え、どれほどの人員や予算をマーケティングに投じるかを現実に即して伝えます。
・生産方法、仕入れ先など
どんなにいい商品でも、「安く作って(仕入れて)、高く売る」基本を抜きにはできません。開業前の段階で調達先を確保していれば、金融機関や投資家にビジネスへの本気度を伝えられます。また、食料品や化粧品など人体へ影響を及ぼしうる商品は、清潔な環境で安全性を確保した生産方法を確立しておかなければなりません。
・売上予想
自社の製品やサービスの特徴、市場環境、競合の状況から、「これだけ売れそう」といった予想を立て、数字を作っていきます。
・損益計算書予想
最初の1年から数年の損益計算書、つまり、利益の予想を行ってみましょう。売上の予想に加えて、自社の組織形態や仕入れ方法からこれだけコストがかかりそうといった予想が必要になります。
・開業資金
この事業計画を実行するには、いくらお金が必要なのかを計算します。

(引用:freee株式会社)

大きくこれらだと思います。どうやって作るかですが こちらのfreeeという会社の事業計画書製作ページから無料で作れます。めちゃくちゃ簡単なので最初はこちらで作ってみるのもお勧めです。有料ですが専門家からのアドバイスももらえます。

長い時間をかけてやるべきこと

ここからは、どんな事業計画書を作ったらいいのかについて個人的な見解をお話しさせてもらいます。上記のfreeeのものにプラスして強浮くお勧めするのが、3つのWHYを明確化しておくことです

・なぜ、この事業をやるのか?
・なぜ、この事業をやりたいのか?
・なぜ、自分がやる必要があるのか?

これらを長い時間をかけてなんども精査するうちに、業界で生き残っていくための武器が見つかります。そうすると、その武器が通用するのはどこなのか、誰がターゲットなのかと出店場所も自ずと決まってくると思います。そして自分がやりたいことの市場規模や、競合、成長性などを鑑みて、うまくいくかどうかをシチュエーションしてみてください。もしダメそうなら武器選びに戻って、「事業としてうまくいきそう」となるまで考えを煮詰めてください。この自分の武器を「コンセプト」と呼びます。そのコンセプトが明確になれば事業が壁にぶつかったときなども目先に流されず冷静に対処できます。逆にコンセプトがブレブレだと差別化できないので競合に負けてしまいます。

たくさんの競合がひしめく中あなただけの光が見つかったなら、私は今すぐ行動すべきだと思います。少しでも参考になれば幸いです。


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