ズルい

わたしは

心の中に

ずっと


「ズルい」という言葉を

持ち続けている。


誰かを

「ズルい」と思う。


自分を

「ズルい」と思う。


「ズルい」と思う気持ちは

わたし自身により

生み出される。


わたしが

誰かを

「ズルい」と思うとき


そこには自分の

我慢

羨望

悔恨

嫉妬

正義

があり


怒りと悲しみで

いっぱいになる。



自分が

自分を

「ズルい」と思うとき


自分自身を

鋭く罰する。


他人に

「ズルい」人だと

思われてはいけない、という

強迫観念がある。



自分の「ズルさ」を

誤魔化すために

何かで

補おうとする。


「ズルい人」を

わたしが酷く憎んでいるから

なんだろう。


わたしの思う

ズルさは


ルールを守らないこと

時間を守らないこと

平等でないこと

自分勝手に振る舞うこと

優しくしないこと



ジャッジし

心を

拘束し続けている。


わたしは

ルールや、時間や、平等や、優しさに

振り回されず

勝手に生きたいんだ。


本来は。


人を

自分を

「ズルい」と思う時


わたしの中には

恐怖がある。


あなたは、ズルい。

わたしは、ズルい。


ズルい。ズルい。ズルい。


「ズルい」の

恐怖を愛に

置き換えていくように


「ズルい」を

どかっと受け入れて、許してみようと

思っている。

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