日テレの良心?2 と、立憲の追求の弱さ

私は、おちゃらけリベラルというか、一つ一つの事象について、保守とかリベラルにはあまりこだわりたくないが、考え全体としてリベラルに近いと自分では勝手に思っていて、少なくとも第二期安倍自公政権になってから、ずっと野党に投票してきたわけですが、なんで野党議員、今日の場合、立憲の議員は、こんなに追及が甘いのかと、見ていてたまらなく、情けない

「議論で相手の虚偽を追求するため質問に立つ」ならば、相手が、姑息で出鱈目で狡猾な上、大きな支持層に支えられていると、本当の人物評がどうとかではなく、覚悟した上で準備して当然である。

各メディアが何を意図しているかなど、正直わからないが、この日テレのアナウンサー高柳裕美氏の報道は、紛れもなく本質をついている。

https://www.youtube.com/watch?v=XNtP_YzLR60

文字起こししておく。

「高市大臣は先週の国会でレクを受けた事自体を否定しましたが、今日は何月何日の何時に、どのレクを受けたかは確認の取りようがないと説明を変えました

「レクを受けた事自体を否定」これが先週の国会で、強弁を続ける高市氏から引きずり出した最大の成果だったのだから、野党議員はそこをまず問題にしなければならない。レクが合ったなら高市氏は議員辞職して当然なのだ。
ところが高市氏は答弁で、自分の辞任に関わる真偽「レクがあったかどうか」から、レクの細部、表現、等の認識問題に、巧みに話題をすり替えた。

この時点で、「現時点では、レクが合ったかどうかが、まず問われている。」 と念押しし、

高市氏=レクを受けた事自体を否定。
総務省=精査した上で、レクが合った可能性が高いと、認定。

とこれまでの経過を確認した上で、高市氏は、あったかなかったか自信がなくなっているようだが、レクがなかったと言い張っていたのだから、先週の答弁は虚偽答弁だ! と追求して当然だろう。

私は福山氏の質問能力を、少なくとも立憲民主党の中では高く評価しているのだが、これをしなかったのは見ていて歯がゆくて仕方がなかった。お人好しもすぎるだろう。立憲民主党全体で、他の野党とも協力して、行政文書にまつわる高市氏の答弁を整理し、国会議員としての進退をかけた高市早苗氏を追求していただきたい。

個人的な感想だが、仮に高市氏が民主党時代の閣僚なら、もうとっくの昔に「議員辞職」していたはずだ。 

この打たれ強さ、開き直りには、さすがに呆れてしまうが、ずっと同じようなものを安倍政権、菅政権と見てきたため、それほど珍しい感じがしない。

もう一度立憲民主党は、気を引き締めてほしい。

現立憲民主党の党首である泉氏には、対決姿勢ではなく是々非々、提案型野党、とかいうのは、政権与党の非には、野党の代表として徹底的に対決して非を正せてから、はじめて言う資格があると認識していただきたい。

この件で高市氏の非を追求し、辞任に追い込めないなら、野党党首として力量不足だと思う。


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