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『お互い様』あるオリーブオイルにまつわる奇跡のお話

いま日本では、使える言葉がどんどん減っているそう。
日本語にしかない、奥ゆかしさや美しさが秘められた言葉たちが、消えて行っているというのです。

そんな中、「あなたが残していきたい言葉は何ですか?」と聞かれたら、どの言葉を選びますか?


こんにちは!たみこです。
2021年5月に、20年勤めた半導体工場のエンジニアを辞めて、起業家さんのIT周りのサポートをしています。
今日もお読みいただきありがとうございます^^

奇跡の始まり

『あなたが残していきたい言葉は?』そう問いかけられて頭にパッと浮かんだのは『お互い様』という言葉でした。

というのも・・・最近わたしの近くで起こった”奇跡のお話”をシェアさせてください。

これは、同じSENSE民※中村裕美さんのお話。

※こんまり流お片づけでお馴染みのこんまりさん、こと近藤麻理恵さんの旦那さまで、世界的プロデューサーの川原卓巳さんのオンラインサロン「SENSE-自分らしさ探求室-」参加しているメンバーを通称SENSE民(センスみん)と読んでいます。

彼女は通称「油女(あぶらおんな)」と呼ばれるほどのオリーブオイルオタク。

オリーブオイルが好きすぎて、縁もコネもないイタリアの地に一人で踏み入ってオリーブ農家を探し回り、たった一人でオリーブオイルの輸入販売をしている方です。

ただ好きすぎるだけではなく、国内外のオリーブオイル国際コンテストの審査員としてオリーブオイルの格付けを行うというプロ中のプロ。

長引くコロナショックで外食産業は大打撃を受けていますが、彼女が販売するオリーブオイルも例にもれずコロナの煽りを受け、2021年産の油が出回る12月までに在庫600本を売り切らなければ廃棄やむなし、の状況に追い込まれていました。

こんなに大量の在庫を抱えたのはこれが初めてで、もうどうしたらいいのかわからず、ただただ頭を抱えていたと言います。

そんな彼女が藁にもすがる思いでプロデューサーの川原卓巳さんに「助けてください」とメッセージをしたのが奇跡の始まり。
(今思えば、この藁は恐ろしく頑丈でしかもジェットコースターに結びつけられたロープのようなものだった笑)

ピンチはチャンス

直後、この大ピンチの状況を、「むしろチャンスだと思った」という卓巳さんが動きます。

Clubhouseの人気番組「アベンジャーズ」で取り上げてくれないか、と打診をされたのです。
「アベンジャーズ」は、夜な夜なClubhouseで集う有名著者や作家さんたちの集まりで、そこにいらっしゃるのは、助け合いの精神に溢れ、しかもホンモノ志向の方々ばかり。廃棄の危機に立たされている極上のオリーブオイルたちを救う舞台としては、これ以上ない場。

そこでなんと、特集番組が組まれることが決まったのです。

この一連の流れを知ったアベンジャーズの関係者やSENSE民は次々に彼女のオリーブオイルを買い求め、特集番組の行われる前日には600本あった在庫がなんと100本に!!

当の本人は、次々届くメッセージの発端がなんなのか理解できないまま、ひっきりなしに入ってくる注文にただただ驚いていたようです。

一難去ってまた・・・

しかし、彼女はこれまで高級イタリア料理店など本物思考のお店向けに取引をしていたので、個配の経験はなし。
そんな彼女が200件近くの注文を1日2日で受けたのですから、さあ大変。

慣れない発送作業に追われながらも、Clubhouseで行われる特集番組に向けて声だけでも伝わるように販売導線を整えなければならない。
在庫は残り少なくなっているのに、彼女は別のピンチに陥っていたのです。

番組が夜に迫った昨日。
彼女の新たなピンチを知って、彼女の周りには同時多発的に次々とチームが組まれて行きました。
・発送作業を手伝いに彼女の家に駆けつけるチーム
・インスタを整えるチーム
・売り切れてしまった時用に2021年産オイルの予約販売を実現するチーム
・・・
わたしは、番組中にみんなが見ながらワンタッチで注文ができるように
インスタのプロフィール欄に入れるLitLinkを作らせていただきました。

一番手間取ったインスタチームが任務を完了したのは、番組が始まる直前でした。

『お互い様』と『感謝』

彼女は、この奇跡の始まりからずっとずっとティッシュ1箱を使い切るほど
涙と鼻水を流していたそうです。

もしかしたら、廃棄になるかも知れなかった600本のオリーブオイルが大切な人の元に届くこと以上に、自分の小さな「助けて」という一言でみんなが全力で動いてくれているというその事実に感動していたのではないかな。

「どうやってお返ししよう」

涙と鼻水でぐしょぐしょになりながら、彼女はそう言っていましたが、わたしは思うんです。
『お互い様』だなって。

いつか困った時に助けてくれればいいよ、ということではなくって、今回彼女が卓巳さんに助けを求めてくれたことによって生まれた沢山の気づき、つながり、思いやりの気持ちに触れられたこと。

自分の得意なことで役に立って喜ばれる機会がもらえたこと。
そして、それぞれが自分らしさを発揮して、輝いている姿を目の当たりにできたこと。

何より、もしかしたら一生知らないでいたかも知れないホンモノのオリーブオイルを口にすることが出来ること。

どれも彼女なしにはあり得なかったから。

番組を終えて、オリーブオイルの在庫は40本を切ったそうです。
その後も少しずつ注文が入っていて、すぐ買えるオイルはこちらの1種類

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番組前に急きょ用意した、12月以降に発送の新しい油の予約販売もあります。(油は瓶に入れられた時から少しずつ酸化するので新油の美味しさは格別なんだそう!!)

ボヘ銭 感想 (2)


彼女の「助けてください」から始まったこの奇跡に立ち会えて、感謝しかありません。

『お互い様』

そう言い合える世界にこれからも住み続けたい。
だれかの「助けて」に応えられる人でありたい。
そして、本当に困った時には、わたしも「助けてください」が言える人でありたい。

今回わたしが作らせていただいたLitLinkはこちらです。

最後までお読みいただきありがとうございました^^

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