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自己紹介2

前回は幼少期の話だったので花屋さんについての経験を綴ります。
私が最初に努めたのは百貨店に入っているお花屋さん。
ここに入社した当初は、お花の名前もバラくらいしか分からず、ただ興味本位だったかもしれません。一から覚える必要があり、何でも優しく教えていただきました。いわゆる街の花屋さん。取り扱うお花も定番でした。バラ、ユリ、カスミソウ、が人気で仏花や榊も常備してました。
主な取扱い商品は、各種鉢物、生花アレンジメント・ブーケ・スタンド花、プリザアレンジメント

まず、私のお花の名前の覚え方は、”その日入ってきたお花について図鑑で調べる”でした。むやみやたらに調べはじめるのは、日が暮れてしまいますし、商売としては、店頭にあるお花の事を説明できる事が何より、だからです。
お花の名前を全然知らない私は、その方法があっていました。
まずはそこから。自分で四季折々の図鑑を買って、調べるのはとても楽しかったです。
次にアレンジメントやブーケも先輩が店頭で丁寧に教えていただき、その後はひたすら練習でした。家に持ち帰り練習したりも。破棄する予定のお花でブーケの練習をしました。一番練習しやすいのは、大輪の菊やバラでした。ヒマワリなどは頭が重くて回るので難しいくて最初は避けてました。
ブーケが難しくて、なかなか納得の行くものが出来ずに、コツがわかってきたのは、作り始めてから1年半程たった頃でした。慣れない頃にお客さまからクレームが入りました。注文が入り、お客様の前で作ったのですが、手際が悪く、出来上がった物も完成度が低くかったからです。近くには作成が上手な尊敬する先輩もおり、私が作る事でお客様に不快感を与えたことは、ショックで、私の上昇志向をさらに高めて下さった出来事でした。
そのお客様は、お店に良くなって貰いたいから期待を込めて言っている。と、言って下さったとても良い方で、初めてのクレームがあの方で良かったです。

スターチスのリース

次に転職した先は、路面店の小さな可愛い花屋さんでした。
(実際入ると葬儀がメインの会社でした)
主な取扱商品は、各種鉢植え、生花のアレンジメント・ブーケ、スタンド花、供花、祭壇花、スクール

メインは生花でした。鉢物の注文が入ると、自分で市場に見に行く
お葬式前日は供花や祭壇花の作成に追われる。葬式が入った日は、ローテーションで店番もしていました。
アレンジメントなどは割と自由に作成が出来、お客様にはセンスあるよーなんて言われて嬉しかったり、たのしかったです。
お葬式当日の搬入は大変な事で、運動会でした。気合を入れないと(ちょっと怒りの感情?を出さないと)ケガをする、と社長に言われていた事を思い出す。。
まぁ私は当時健康で若かったし、汗を流しながら楽しく働いてました。
大変ではあったけど、お葬式の、厳格な雰囲気の中、お花は以外にもとっても綺麗で、普段は見れないようなお花の見せ方、さしかたを目の当たりにでき、大変貴重な体験でした。
他にもスクールの先生もしました。老人ホームに行ったり、学校に出向いて保護者に向けて行ったり、良い経験が出来ました。いつも生徒さんは楽しみしていたのを思いだします。スクールも自分のお店で、今後できたら良いなーと思っています。必ず開催します。

お花のウェルカムボード

3件目のお花やさんは、店舗がなくてアトリエのみでした。店舗や事業者さんに向けたサービスをする花屋で、オーナーが有名雑誌にも掲載されている
フラワーアーティストでした。主に美容室にお花を提供することが多かったです。
主な取扱商品は、生花のアレンジメント、スタンド花、レンタルグリーン、イベント・事務所・店舗の装花

グルーピングと言うのがこのフラワーアーティストのスタイルで、そのデザインを修得するのはなかなか難しかったです。私は生花の配達や、グリーンメンテに主に行かせて貰いました。女性だらけの職場で、肉体労働はなかなか大変でした。一度、イベント装花の納品の際、女性四人で持っても、ちょっとづつしか動かせないほど重いアレンジメントを運んだ事があり、詰め込むのも大変で、車の中で支え役の人は潰されかけてました。女性だけですし、もうすこし方法はあったかなー、といま思うとあります。笑それも良い経験でした。デザインがすごく可愛くて、学ぶべき拘り部分がとても多かったです。この職場では、美容室に良くお花を持っていく、と言うこともあり、美容師の精神と似通ったものがあり、下準備をする際なんかも、ミリ単位での指導があったりですとか、なかなかディープな世界でした。
私も当時からこれ程まで拘りを持っていたら、進む先は違っていたかなー、、とふと思います。

生花のアレンジメント

4件目のお花屋さんが一番長く勤めていたのですが、お花屋さんの中では大手といってもいいと思います。いろんなノウハウを学ばせていただきました。ここもフラワーアーティストがオーナーなので、オリジナルスタイルが強いです。
外国人のフラワーアーティストでした。海外の独特な色合わせなどがあり、修得するのには時間がかかりました。
社内は凄くプロフェッショナルな姿勢で誇りを持って働く方達ばかりで、刺激だらけでした。

主な取扱い商品は、生花のアレンジメント、ブーケ、スタンド花、プリザのアレンジメント、イベント、事務所、ご自宅装花、ウエディング、スクール、展示会、など葬儀系以外は全て携わっているのではないでしょうか。。
上記の項目以外にも空間演出や新商品開発にも携わらせていただきました。

私は、お花屋さんの仕事内容がとても好きでした。どんなに辛い事があっても、花屋さんを辞めたいとは思いませんでした。
水揚げや水替え、制作、接客、などすべて好きです。

作るので一番好きなのは生花のアレンジメントです。これに限らないのですが、今も作る前はわくわくしますし、作り始めると集中して楽しいです。
同じようにただただ作り続けて、ただただ受けとった方に喜んだ上に感動をしてもらいたいなー。。と思ってます。その為には努力をします。

私は4件のお花屋さんを経験して、スタイルも方針もそれぞれでした。
その経験を活かして、多種多様なお客様の要望に答えていけたらなーと思っています。お花に関連する事については何でもまずはご相談下さい。という感じでやってます。

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