人と比べていると自分を見失う!?他人と自分を比較すること。
最近、自分の周りにいる人が、人と比べていい位置にいたいとか、相対的によければそれでいいや、みたいなお話を聞いて、「本当にそうなのかな」と思いながら今日はこのNoteを書いています。
確かに、学生の頃は、自分の順位や成績をみることで、自分の相対的位置を図る指標がたくさんありました。
だからこそ、「上位ならいいけど下位はダメ」みたいな考え方は自然にインプットされていると思います。
こんなことを言っている私も、他人との位置を測り、常に一喜一憂していました。
でも、今振り返って思うのです、本当に満たされている時は、自分しか見えていないときだと。
比べてばかりだった頃の話
私は小さい頃から負けず嫌い。
ゲームをやると「勝つまでやる」という精神で負けると大泣き。それ故未だに、勝ち負けがあるゲームはあまり好きではないんです。(笑)
勉強はそんな反骨精神と、つい楽しくハマっていたのでいつもそこそこ上位。近い順位の人と比べては悔しい思いをしたりして、それをバネに頑張っていました。
しかし、社会人になって、比較のパラメータが増えた時、私は迷ったのです。
働く時間、給料、プライベートの自由度、充実度、、、、、
常に一番を見ていたからこそ、「今度は何でトップを取っていけばいいのだろう❓」とふと思っていました。
常に争う姿勢だったから、周りの人はほとんど敵。
結構強い表現ではありますが、無意識にそういう視線で相手を見ていたのではないかな、と思います。
そうして「誰かよりいい人生」を歩むことばかりしていたことで、自分の人生の軸を見失い、何をしたら良いか迷い、手当たりしだいにみんなから見て「良さそう」なものを選び続けていた時期がありました。
でも、どれを選んでもうまく行かなかったり、途中で他のところで躓いてしまい、辞めてしまうようなことが多かったです。
コーチになりたてで発信を始めたころもそうでした。
フォロワーが増えない、とか、誰もいいねしてくれないとか。そんなことばかりが気になってノウハウを勉強してみたりしたんです。
だけれど、どうも乗り気にならず我流で頑張った結果、何となく反発心を持ったまま発信したり(内容はそんなことないですが)することで疲れてしまいました。
「人と比べてすごい=私はすごい」ということではない
比べて自分のほうが良いことで楽しいのって、競争して1位になるのと同じくらい、一時的だと思います。
もちろんそれをモチベーションに楽しめる人もいると思います。
中には、比べて勝ちたいからやる、という動機で動いている人もいると思います。
でも、思うのです。
比べなかったらやらないことって、本当に自分がやりたいことなのでしょうか?
そして、やったことで気分良く満たされていくことなのでしょうか?
私はここに疑問を持ちました。
一番になっても、つまらないことだったら、やりたくないことを頑張り続けなければならない。
私は、学生時代に建築を学んでいました。仕事も一時期建築関係の仕事をしていました。
建築学科を卒業したし、きっと普通の人よりは、そこに知識があって、やればそれなりにできる。だから私の強みって専門でやってきたことだ。
確かにできることは強みになると思います。
けれど、私にとってはこれ以上さらに磨いて行きたいものというよりは純粋に見て楽しむものだったんです。
周りにいくらすごいと言われても、私はそれについて、すごいと思えなかった。
それより、人がもっと生き生きと暮らしていけるところを目指すのを、
もっと近いところでサポートしていきたい。
そんな気持ちがありました。
それが今の「ライフコーチ」に繋がったのだと思います。
その時の決め手に、自分の前提知識や、算段なんてなかったのです。
でも、やりたかった、それだけだったんです。
比べられる指標は限られている。自分で目指したいところを目指すと、周りは気にならなくなる。
しかしながら、コーチになっても、比べることはありました。
やっぱりすごい人がいる。
最初はプロとは違うとか、みんなキャリアカウンセラーとかHRとか繋がることをしてきた人なんだと思い、その時点で自分は「何もない」と思っていました。
確かに、キャリア面談などはされる側だし、ましてやそんな目立つ実績もない。
そんな指標を比べたら「何もない」かもしれません。
それでも、私に価値を感じてコーチングを受けてくれる方がいたり、こうしてNoteやTwitterを見に来てくれる方がいらっしゃるんです。
それは、私が「色んな人がもっと周りを気にせず自由に生きてほしい」といったメッセージを持っていたり、
その信念で行動できているからだと思います。
私がその信念無く、コーチの実績や資格ばかり気にしていたら、今の活動はきっとできずに心折れていたと思います。
目指すものが見えたら、そのゴールと、今の自分の2つがくっきり見えてくる。
そんな感覚が今はしているんです。
比べても争わない
その意味で、私の結論は「比べても競わない」です。
どうしても、周りの動きや行動は見えてしまうし、気になってしまうことも十分あると思います。
未だに、私もこんなことを書きながらいろんなことを気にして、時には落ち込んだり、むっとすることもあります。
でも、今、私が気にしたいことは、相手との勝ち負けでは無い。
自分の目指したい姿に向かうために見ておきたい指標があって、それがもしかするとフォロワーさんだったり、実績だったり、そうしたことに繋がっているんだということ。
また、条件が違うのに、同じ土俵に置いて比べている事自体、苦しいなと思いました。
「私は私のありたい指標を持って、それを日々見つめていけばいい。」
これを思い出すと、比較しないで、自分と、自分のゴールだけを見つめて歩んでいけます。
あなたが本当にありたい姿ってどんな姿ですか?
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