株式分析、農業業界のサカタのタネは隠れたグローバル企業
サウナ―投資家を名乗っている。
サウナはよいにしても他の話題はグルメ、中学受験ばかりで、投資の話を全くしていない。
理由はある。
投資についてはある分野に投資し回収時期をのんびり待っているので記事が書きづらいのかもしれない。
ただあらためて知識の整理をしたり、新しい考え方を吸収したいと思っている。株式についてはそれなりの経験値と実績もあり、種柄、財務分析を得意としている。
業績が良いか、悪いか。
強みと弱み。
いろいろな業界にも携わってきた。
業界の基礎知識を知らないと判断をあやまる可能性もある。
そして業界特有の会計処理もある。
業界により、PL、BS、CFの特異性がある。
いきなりBSが膨らむ項目もあり。
株屋特有の論点もある。
高配当、優待、低PBR、成長性、カタリスト等。
いろいろと面白い。
財務分析を行う。
今回は農業業界である。
いろいろな業界を見比べると、財務面で特徴がうかがえる。
★24/8/21時点の数値である。
証券コード 1477
証券会社 サカタのタネ
事業 野菜と花きの種苗で世界上位、米州やインド等成長市場に投資、国内は農業資材や造園緑化強化
上場月 1987年5月
株価(24/8/21) 3,485円
時価総額(24/8/21) 161,741百万円
PER(24/8/21) 19.10倍
PBR(24/8/21) 0.95倍
配当利回り(24/8/21) 1.87%
■業績(25年5月期予想)
売上高 86500百万円
経常利益 11700百万円
当期純利益 8600百万円
■特徴
セグメント
海外卸売73,国内卸売16、小売り7
となっており、輸出がメインとなっている。
あまりイメージはわからないがグローバル企業であり、
日本発の良い苗を海外向けに販売しているのである。
また海外子会社も多数保有しており、移転価格の論点が発生すると思われる。
セグメントがあり、一定の資産を保有している会社なので減損は論点になる。
在庫を一定数保有しているので評価の対象になる。
投資判断
あまり株価の変動もないため、長期保有で、
配当を安定的にいただくのは良いかもしれない。
ただ配当利回りは高くないので配当利回りが3%程度になるまで様子見とする。