【人生分からん】色々あって"お店作りを始めちゃったワケ" Part.7
こんにちは。Tamatsukuriです。
このたびは投稿をご覧いただきありがとうございます。
こちらの投稿はPart.7となります。
前回の投稿はこちらになりますので、ぜひチェックしてみてください。
今回でいよいよ最終章です。長かった・・・。
それでは続きを始めていきます!!
2度目の転職活動
まさかこんな状況になるとは思いもしていなかった。
でも、どんなに嘆いても変わらない。切り替えて前へ進むしかない。
退職する前に残っていた有給休暇を消費しつつ転職先を探すことに。
閉店宣言を受けてから「今度はどんな仕事をしたいのか」と考ていると、やはりランニングに関わる仕事したい気持ちが大きかった。
もう私にはそれしかない。
どんな形で関わっていきたいかというと、商品販売だけではなく、イベントを開催してお客様と一緒に楽しめる場を提供していける場所。
様々な種類のスポーツカテゴリーを扱う大手のスポーツショップというよりもランニングショップというイメージだ。
働かせてもらえるなら、どこへでも飛んでいく覚悟はある。
そうと決まれば、全国各地のランニングショップを調べることからスタート。私がイメージするようなショップはそこまで多くはなかった。
遠方の店舗にはメールで問い合わせ、近隣の店舗は直接伺って採用情報に関して質問をした。
各店舗のホームページを見る限り、採用情報なんて一切掲載されてなかったので断られる可能性が高いのは百も承知。
ただ、聞かずに諦めてしまうことだけは絶対にしたくなかった。
思った通り現在は募集を行ってないという返事ばかりであったが、こんな突然の問い合わせにも関わらず私の今後を応援する暖かいメッセージが添えられていた。
このメールは大事に今もメールボックスに残っている。
そんななか、ありがたいことに問い合わせを送ったある店舗から「履歴書を送ってほしい」と返信が。
これはチャンスかもしれないと思い、履歴書を送ると面接をしていただけることに。そして、面接でこれまでの仕事やこれから挑戦したいこと、私の熱すぎる思いを伝えた結果、なんと採用していただけるとのこと。
もう感謝でいっぱいだった。ここから新たな挑戦である。
それぞれの"はしる"と"あるく"
今回働くことになったお店は今までとは少しタイプが異なる。
ランニングやウォーキングを生涯スポーツと考え、ケガ無く楽しく過ごすことをコンセプトとし、ハイキングやトレイルランニングという私が今までに経験したことのない「山」に関係する商品も多く取り扱っていた。
そのおかげで新たな発見があった。
どちらかといえば私はストイックに追い込んだトレーニングをしてマラソン大会で目標達成を目指すことを楽しんでいた。
これが間違っているというわけではないが、このお店に来店するお客様は私と同じような考えを持つ人ばかりではない。
犬とのお散歩用に疲れないシューズを探している方やこれからハイキングを始めようと思っている方、山道を160km走るための装備を探している方など様々で、"はしる"と"あるく"という同じジャンルだとしてもお客様それぞれの目的が全く違うのである。
速く走っても、長く歩いてもいい。好きなときに好きな場所へ好きなだけ。
ケガやトラブルがなければみんな幸せになれるのだ。
それぞれに合った楽しみ方が日常生活を豊かにしていく。
そのお手伝いをできる仕事にとても誇りを持てた。
あえて地面からの衝撃をもらいやすくした薄いサンダルは正しい着地や走り方を教えてくれたり、汗をかいてしまった足の水分を吸い上げる繊維のソックスはマメや水ぶくれを防いでくれたりなど、悩んでいる人が必ずいるであろう問題を解決してくれる商品たちを覚えるのが楽しく、ひたすら調べてはノートにメモをして勉強した。
沢山のお客様の役に立ちたい。その一心だった。
イベントは前職の経験もあったため、いち早く任せてもらえた。
河川敷をグルグル回ってフルマラソンをしたり、お店近くの山道を走りいったりなどバリエーションが増えてやりがいもあった。参加者の中には知り合いの方が来てくださったりして久しぶりの再会にテンションがかなり上がった。
そしてなによりも店長が本当に尊敬できる人だった。
お客様からの信頼も厚く、私が店頭にいるときに「今日は店長いますか?」と何回聞かれたことか。
大きなイベントを主催できるほどの知識や経験がピカイチで溢れ出る安心感。商品を売り付けるような接客ではなく単純にお客様と一緒におしゃべりを楽しんでいる雰囲気がとっても好きだった。
突然ぶっ飛んだ話をするお茶目さもあって面白い人。
お客様からしたらあれだけ楽しく買い物ができたらまた来店したくなるのも当然である。
早く私も店長みたいなスタッフになりたい。
お手本がこんなに近くにいる最高の状況を活かさない手はない。
まずは真似るところから始めようと店長が接客しているときは、できるだけ近くで聞き耳を立ててノートにしれっとメモするを日々繰り返した。
「私も将来こんなお店を開けたらいいな。」
ぼんやりそんなことを考えながら慌ただしく働く日々を過ごす。
決断
新しい職場で3か月ほどが経過したとき、私自身のとある事情で退職することにした。
求人募集をしていないにもかかわらず突然メールを送ってきた私を採用していただいたき、本当に感謝でいっぱいです。
短い時間ではあったが多くのことを学び、成長できた期間だった。
これからどうしていこうか考えていたとき、なかなか思いつかない。
「私、無職かぁ・・・。」
そんな宙ぶらりんな日々が続いたある日。
実家で久しぶりに家族が集まったときに姉に言われた。
「お店を出してみない??」
その言葉に惹かれた。
大学を卒業してから今まで沢山の"はしる"と"あるく"を愛する人たちに出会ってきた。そのおかげで私は、一生懸命頑張れることと大好きな人たちを見つけることができた。
その人たちとまた再会できるような場所を創りたい。
それだけではなくて、私がどっぷりハマってしまったようにその人に合った"はしる"と"あるく"を見つけられるきっかけを与えたい。
この先どうなるか分からない不安はあるけども、考えれば考えるほどこれからやりたいことのワクワク感が圧倒的に上回っていた。
「いいじゃん。面白そう!」
これもまた私らしいはたらき方なのかな。
好きなことにしっかりと向き合って全力で取り組むことを決意して、私はお店作りを始めることになった。
終わりに
これにて私がお店作りを始めたきっかけは終わりになります。
こんなに長くなるとは思っていませんでした・・・。
Jリーグクラブスタッフを目指して働き出したら、いつの間にかランニングにはまり、そのあとはもっと大きな枠ぐみである"はしる"と"あるく"を好きになるという感じです。人生ホントに分からないですね。
とは言っても、お店はまだスタートしたばかり。
これからどんどん頑張っていかなければなりません。
商品紹介なども今後はnoteを活用していこうかなと思っておりますので、ぜひ読んでください。
本当にありがとうございました。
お知らせ
現在私は【Kreis und Kreis-クライス アンド クライス-】という名前の"はしる・あるくが楽しくなるものを作る"をコンセプトとしたお店を運営しています。
※現在ネットショップのみで商品を販売中です。
種類は少ないですが、ご興味のある方はぜひアクセスしてみてください!
お店のInstagramもぜひフォローをお願いします。
最後までご覧いただきありがとうございました。
別の投稿も読んでいただけたら幸いです。