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嫌だった事

エホバの証人二世として過ごしてた子供時代、学校での我慢は周りに恵まれてあまり嫌な気持ちになった事はなかったけど、エホバの証人の日常生活として嫌な事もあった。


週3回の集会

集会という名の勉強会が週に3回あった。
1-2時間かけて、話を聞いたり、勉強した事を発表したり、質疑応答する会。

それがとても退屈だった。
自分から出た信仰心ではないから、興味もないし。
子供には難しすぎる話を永遠に大人しく聞いていなきゃいけない。

騒がしくしたり、真面目に聞いてなかったり、居眠りしてたりが何回注意しても直らない時にはニュースでも話題になってる「ムチ」が待ってる。

ムチについてはまた詳しく書くとして、その集会行くに当たって事前の予習もしなきゃいけない。学校から帰ったら、1時間くらい予習をして夕ご飯を食べて集会に行く。

集会がある日は遊べなかった、遊んだとしても早く帰らなきゃ行けなかった。

集会にいく時は学校に行くような遊び服では行けなくて、ちょっと小綺麗にして行ってたんだけど、その格好の時に学校の友達に見られるのが嫌だった。


見れないテレビ

「昨日のテレビみた?」って話題もその時間帯に集会に行っていればもちろん参加できない。

そもそもテレビも、あれはダメこれはダメとあまり見せてもらえなかった。私の時代に人気だった「ドラゴンボール」「セーラームーン」などなど。

暴力的だからとか、露出が多いからとか、悪魔的だからとかそんな理由で。


その影響は今になっても付きまとう。懐かしのアニメの話題になっても「見た事ない」と言うとすごく驚かれる。あれもこれも見た事ないんだからびっくりされてもしょうがないね。


その度に「だって見せてもらえなかったんだもん」とモヤっとが現れる。


人見知りなのに奉仕活動

週末の午前中につれていかれた奉仕活動。

冊子を読んでくださいと一軒一軒訪問してまわる事。小さい頃は母の後ろにいれば良いだけだったけど、小学生になると私もやらされた。


ピーンポーン♪

「こんにちは。伝道活動で訪問しています。戦争のない美しい世界で動物たちと一緒に楽しく暮らせたら良いと思いませんか?こちらの冊子を差し上げています。ぜひ読んでみてください!」

的な事を言っていたと思う。


「小さいのに偉いわね」って受け取ってくれる優しい人もいたけど、今思うと同情してくれてたのかな?

「子供にこんな事させて頭がおかしいんじゃないか!?」って怒鳴る人もいた。あの時は怖かったけど、怒ってくれた人が正しかったんだよね。ありがとう。

知らない人の家に突撃訪問するのは人見知りには辛い時間だった。友達が住んでるエリアは特に嫌だった。見られたくなかったし、友達の家に訪問なんで絶対嫌だった。

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