ペンギンの生きざまが過酷すぎて泣いちゃったという話
わたしは動物が好きです。
テレビはタモリ倶楽部とスーパーヒーロータイムとマツコ・デラックスが出てるなにかと動物が出てるものしか見ません。
とはいえ動物番組とマツコは録画するほどではなく、番組表を見てたまたまやってれば流すといった感じです。
この前は奇跡体験アンビリバボーが旭山動物園特集+面白動物動画+野生の動物の生態という間違いない構成の特集で、セブンイレブンオリジナル麦焼酎(一升¥1,028だけど十分うまい!)を麦茶で割ったやつの4杯目を吞みながら観ていました。その時に野生のペンギンの暮らしが流れていたんです。
猛吹雪の中、ペンギンの群れは体を寄せ合って寒さに耐えています。
ペンギンのまたぐらには赤ちゃんペンギン(以下赤ペ)が挟まっています。親ペンギン(以下親ペ)が寒さから赤ペを守っているのです。
群れからはぐれた赤ペが1羽。
この赤ペは親元に戻ることが出来ず、カチンコチンに凍って亡くなってしまいました‥‥。
過酷がすぎる。
野生動物のドキュメンタリーを観ていて「親とはぐれた仔が他の動物に襲われる」というのはしょっちゅう見かけますが、はぐれただけで死ぬってなに?
はぐれて何かに襲われるではなく、はぐれただけで死ぬの?そんなこと他である?
ご丁寧に凍った赤ペがコテッと転がって、これは完璧に凍ってるなと理解できてしまう様子を映すもんですから、深酒も手伝いめちゃめちゃ泣いちゃいました。
しかも吹雪がやんだら、空からはカモメに狙われて、海からはシャチやアザラシに狙われるし。
ペンギン生きるの大変すぎます!!
ペンギンの映像の前には「コモドドラゴンが水牛に毒をしこんで三週間かけて衰弱させた挙句、集団で食うという映像」が流れていて、それはそれでショッキングではあったのですが、野生ってそういうものだと理解しているのでペンギンほど「かわいそう」という感情はわきませんでした。
やはり「はぐれる」=「100%死」の衝撃が強すぎます。
その後いかにもテレビがやりそうな事なんですけど、はぐれた赤ペを親ペがみつけて、またぐらに入れる映像を流しながら
『ここにも一羽のはぐれた雛が……と、ここで親ペが気付きました。小さな命がつながった瞬間です』
なんてナレーションを入れた映像を流したりしちゃってました。
だけどそのときは特に吹雪いていなかったので、製作者がなんとなくそれらしいシーンをいかにも繋がった時間であるように入れてるだけで、マジ吹雪の時はどうにもならないんだろうなあと却って悲しくなりました。
寒いところで生きるのは大変です。来世はペンギンにだけは生まれてきたくないかな?と考えてみましたが、真面目に考え抜いた結果、やっぱコモドドラゴンにじわじわとなぶり殺しにされたあげく、生きたまま食われる水牛の方がなりたくない気持ちが強いと思いました。
来世を選べるのであればヤリイカになってふよふよ泳いで卵を守ってる最中に釣られて、いかそうめんになりたいと思います。