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ロボットで「生殖」を

ティファニーで朝食を」的なテンションです。
「○○で▲▲を」って表現を見ると「ティファニーで朝食を」が頭に浮かぶんですよね。優れた表題は後々まで思考に影響を与えます。

で、表題。

アフリカツメガエル(学名ゼノパス・ラエビス)の幹細胞から形成された「ゼノボット」という生体ロボットにおいて、バーモント大学やタフツ大学、ハーバード大学ビース研究所の研究チームは、科学的に知られているどの動植物とも異なる全く新しい生物学的な生殖形式を発見した。

AIやらロボットやらの無機物それ自体が生命を持ちはじめるって少しイメージしづらいなーって感覚は、おそらく多くの人も同じように持っていると思います。

ただ、こういう感じで生体ロボットが生殖機能を持つなんて聞くと少々話が変わってきまして。

AI+人口生命体によって人智を超える何かが生まれる可能性ってのは往々に想像つくんですよね。知能はAI、生命の機構は自然のものを活用する。そういう世界。極端に言うと人造人間18号的な話です。クリリンが結婚してましたね。

現に科学的にそういうものが着々と詰みあがっているんで、戯言でもSFでもなくて。

優秀な遺伝子のみを組み合わせて生殖する近未来で、いわゆる一般的な性交で誕生した青年を描いた映画「ガタカ」。これ、1997年公開……4半世紀ほど前の映画ですが、当時観た時の感覚が今でも残っていて、遺伝子操作系のトピックスに触れるとちらちら頭に浮かびます。

優秀な遺伝子の組み合わせ+AI+生体ロボットという世界観。
精子と卵子の偶然のめぐりあわせなんて非効率ですからね。性交はあくまで快楽のための娯楽であり、生殖行為としての子づくりはまた別の価値観で。

「ロボットで生殖を」

そういう映画がオードリーヘプバーン的なテンションで公開される日が訪れるかもね。

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