見出し画像

クリーニング屋のロシアンブルー

私は猫が大好きだ。地球上で最も可愛らしい動物だと思っている(二番目はカピバラ)。しかし、今住んでいる家ではペットは飼えず、もし飼えたとしても、日中は会社にいるので寂しい思いをさせてしまうだろう。そんな訳で、道端で出会う野良猫や飼い猫を愛でるしか猫欲求を満たせない。猫を見かければ、そっと近寄り、撫でくり回し、iPhoneで写真撮影をする。お陰様でInstagramには猫の写真だらけだ。ここ最近で一番仲良し(?)の猫は、通勤途中に出会うロシアンブルー。クリーニング屋のご主人が飼っているらしく、首にはリードが繋がれている。脱走癖でもあるのだろうか。毎朝9時前頃に通りかかると、高確率で遭遇出来る。自転車のサドルの上でひなたぼっこをしたり、自転車の籠の中でゴロゴロしている時もある。このロシアンブルーはとっても大人しく、撫で撫ですると気持ちよさそうな顔をする。実に可愛らしい。毛並みも良く、ふかふかで、大切にされているのだなと思う。先日、いつものようにニコニコしながら戯れていると、店内で作業をしているご主人と目が合ってしまった。「無許可で触っちゃって、マズかったなぁ」と思いつつ会釈をすると、ご主人は「猫、お好きなんですか? いっぱい触ってあげてくださいね」と笑顔で話しかけてくれた。今度、スーツとワイシャツを持って行こうと思う。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?