
年越しをシベリアで。 [ウラジオストクを自転車で走ってみた。]
期間 2019/12/29〜2020/01/03
ウラジオストク
年末年始、年越しを極東 ロシア ウラジオストクで過ごしてみました。所謂”シベリア”という地域です。シベリアって皆さんどの辺りをイメージされますか?漠然とシベリアと言っても、、、日本で例えるなら「日本に行ってきました。」って人がいるとします。「日本のどこ?」と言われて、「”本州”に行ってきました。」というほど広範囲なのです。つまりは該当地域がロシア極東部分、国土の6割くらいはシベリアみたいです。で、自分が行ったのはウラジオストクという日本から一番近いヨーロッパと言われている街です。観光客のの大半は韓国人、ちらほら日本人が見られました。市内の案内板もハングル文字が多い印象。ウラジオストクは日本人が韓国へ行くような感じで簡単にウラジオストクに行くほどのアクセス。
ビザ
渡航するにはビザの取得が必要になります。最近ではEビザが可能になりネットで簡単に取得できます。しかもタダ。
しかしEビザは1週間以内の滞在、同じ空港や国境からの入出。1つの街のみ。
Eビザを取得する⬇️
日本語の申請ページはなぜかエラーになります。英語ページだとできました。
違うエリアや1週間以上の滞在になると観光ビザの取得が必要。
観光ビザの取得には日本の大使館の手続きがあり最低でも1ヶ月前には申請する事です。観光ビザになると料金が発生します。旅行代理店のツアーなどは全て手続きしてくれるので心配は不要ですが。
気候
12月、1月の滞在した期間の現地の平均気温は-10度前後でした。初日の午前中の平均気温は-15度と全然可愛くありませんでした。。最高気温は0度、最低気温は-23度ほどでした。(体感はもっと低いはず)夏はうって変わって30度近くなり海岸では海水浴や山でキャンプやアウトドアを楽しめるほど。
自転車で2日間ウラジオストク郊外の沿岸部をバイクパッキングして、
海岸沿いにあった高台でテントを張り大晦日、元旦を迎えました。
アクセス
ウラジオストクへは福岡空港国際線から仁川空港を経由し、乗り継いで行きました。航空会社は韓国のチェジュエアーを利用させてもらいました。(自身初)皆さん良い方ばかりで親切な対応でした。日本ー韓国間の搭乗手続きは日本語できる事も多くなりとてもありがたいです。韓国ーウラジオストク間は英語、韓国語、ロシア語になります。ウラジオストク空港からウラジオストク市内へのアクセスは公共交通機関だとバス、タクシー、電車の三択になります。バスは1時間おきに出てます。電車は本数が少なく時間はよく確認する必要があります。
ウラジオストク駅ーウラジオストク国際空港を結ぶ列車の時刻表です⬇️
赤文字の時刻が運行してます。本数も少ないので空港へ戻る際は注意してください。
乗車時刻の1時間前くらいにならないと駅の乗り口ゲートが開きません。
電車、タクシーは1時間ほどで市内へつきます。バスは2時間くらいみて乗ると良いかと思います。
宿泊
ウラジオストク市内は駅近郊にホテルや中心街があり非常に良い環境が整っています。ホテルも3000円程度でビジネスホテルクラスの朝食付きもあったりします。私はAGODAのアプリで予約してみました。
食
食文化は港町なのでレストランへ入ると美味しい海鮮料理が多いです。中心地はカフェやバーなども多く活気があります。ファストフード店もKFCやburger king、タコベルがあります。
治安
中心地の治安はほとんど危険を感じる事は無かったです。
郊外からダウンタウンへ行くと貧困の差は大きく感じ取れました。
中心地はマンションが立ち並び、高級車も走っていました。トタン屋根や煉瓦の家、ゴミの散乱具合や排水処理など気になる部分もありました。路面電車も走っていました。人は皆、落ち着いた印象でした。
自転車で走る
自転車でウラジオストクを走る。これに関してですが2日間走ってみました。市内は登り坂や路上駐車も多く、ロータリーもあったり。歩道橋には鉄のレールの様な物が2本あり自転車を押し上げるのに使用しましたが果たして本当の目的はどうなのか疑問が残るところです。市内については楽しく走るにはなかなか難しい環境でした。まず、市内から郊外の一本道へアクセスするまでが大変。一方通行も多く、道本数が多く二段階右折が頻繁に必要。時に歩道橋を押し上げる必要もありました。そして、長崎の様な坂の街だった事。
郊外へ出てしまえば沿岸部の景色は素晴らしい。多少、アップダウンがありますが北海道の様な広く走りやすい道が延々と伸びています。郊外へ出ると途中街は少ないので補給には注意する事。
厳冬期はそれに加えて-10〜-20度の気温に沿岸部の冷たい風。アイスバーンは当然のこと、とにかくスムーズに走れなかった今回の遠征。一晩外でテントを張り過ごしましたが-20度〜-30度に近い気温まで下がります。睡眠時も呼吸するには直接外気を吸うことはできません。痛いです。シュラフの中でインナーシュラフを互い違いにして外気の直接の侵入を緩和します。
日中は気温が上がっても-10度ほどでした。0度以上に暖かくなる事は一切ありませんでした。道中にはコンビニや屋内で休憩するポイントはありません。一件だけ個人のカフェがあったくらいです。それと雰囲気のあるまだまだ現役のバスストップ。
ターボライターは使えません。ファイヤースティックでガスへ点火する方法でした。ガスの調達はチベトという唯一ウラジオストク市内にあるアウトドアショップで購入できます。
その他ギアも多く取り揃えられており非常に良いショップです。市内中心地から徒歩15分ほどで行けます。今回自分はフューエルのストーブとガスのストーブを持ち込みました。燃料は飛行機で持ち込めないので必ず現地での調達。お店にはフューエルは無かったのでガスになります。しかし、店内の商品陳列にはMSRgearのFuel burner(ウィスパーライト)はあったのですが、フューエルの購入はガスステーション(ガソリンスタンド)になるとの事。郊外であれば購入できるそう。実際自分は購入してないのでどうなのかは分かりませんが。
まとめ
というわけで実際に走った距離は45km程度と参考にもならない様な距離でした。単にショートスケジュールだったのもありますが長期で走るなら全然走れます。厳冬期の北海道で数週間走り続けるのが可能なら全然可能ではないでしょうか。ただ条件としては温泉の使用とコンビニ休憩をせずに街のスーパーのみの使用と宿の使用。日本のようにこまめに休憩ポイントがあるとついつい寄ってしまいます。海外で郊外やローカルを走るとなると休憩を減らす事がポイントかもしれません。極東ロシアウラジオストク。どんな場所なのか。行ってきましたが市内観光はとても楽しめる場所でした。物価もそこそこ安く感じました。公共交通機関の金額は安いので色々行ってみるのも面白いです。ちなみにウラジオストクはシベリア鉄道のある街でもあります。実際、自分が行った年越しの1週間の期間に訪れていた日本人も10人ほどいました。夏に行く事をおすすめします。年越しもイベントで盛り上がってますので寒さを体感してみるのも楽しいたもしれませんね。
装備リスト
輪行袋:オーストリッチ MTB_RINKO-29
ハンドルバーバッグ:トピークフロントローダー
トップチューブバッグ:トピークトップローダー
フレームバッグ:ハンドメイド(自作)
カーゴネット:トピークカーゴネット
バックパック:グレゴリーミウォック18
レインカバー:無名
小物ポーチ:パタゴニア ブラックホールキューブスモール
シュラフ:ナンガ オーロラライト450/ドイタートレックライト8
インナーシーツ;cocoon travel merino seat
テント:ノースフェイス ストームブレイク1
インスレートボトル:スタンレー1L / KleanKanteen 20OZ
ストーブ:MSR Dragon fry / Pocket rocket2
クッカー:snowpeak トレック900
スプーン&フォーク:Snow peak ワッパー武器2
ヘッドライト:Black diamond スポット
ヘルメット:OGK ステアー
モンベル:ポーラーダウン
モンベル:merino wool alpine socks
ノースフェイス:ヌプシダウンジャケット
ノースフェイス:GTX Pro JKT
ノースフェイス:worm trousers
Patagonia:nano air hoodie
ice breaker :oasis200
ice breaker merino neck wormer
Grove :モンベル・バーグハウス・OR
撮影機材
GoPro HERO7
Olympus OMD EM-5mark2
モバイルバッテリー:Anker20100×3個
BIKE SANTACRUZ CHAMELEON 27.5plus
TIRE SCHWALBE ICE SPIKER PRO27.5x2.60
Thank you reading;)
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