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すんき炒飯 #まいにち土鍋

木曽地方の保存食すんき。

以前、中央アルプスと南アルプスが見えるお蕎麦屋さんで「すんきそば」を食べたのが最初だった。店主が、塩を使わない乳酸菌(すんき種)を使った漬物のつくりかたを丁寧に説明してくれ、なんとすばらしい発酵の知恵なんだと感激。

「これ自体は味がないというか、なんというか、好みが分かれるんですけどね 」と店主は言った。見た目は主張が少ない地味な緑色の漬物だけど、噛むとちょっと酸っぱくて乳酸菌を感じる。この情緒ある味が好みだった。減塩食品であり最たる健康的な漬物であろう。

すんきは、あっさりとした食材、シンプルな調味で味わいたい。すんきの葉をよく噛みしめて乳酸菌を感じよう。地味だからこそ、シンプルな世界で個性を活かす。そんな人間になりたいなと思った。


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土鍋で炊いたごはんの残りが冷蔵庫にあるから、すんきと炒めてみよう。

ごま油ですんきを炒めお醤油で味をつけておく。冷や飯に卵を割って混ぜ合わせたら、すんきと一緒に炒め、塩で味を調整して完成。

8月13日(土)
炒める・盛る「グラタン皿コッチョリーノ」

アルプス物産 「すんき」

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