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すくわれる料理、すくう器

Cocciorinoの定番シリーズには「ミラノ釉」という乳白色の器がある。過日のヘッダー写真の酢の物と酒器は、そのシリーズでまとめてあったが、実は白ばかりのコーディネートはなかなかむつかしい。


実は『白の器』はハードルが高い。
「ていねい暮らし」「シンプル暮らし」「ヘルシーライフ」「スローまたはロハスライフ」というコトバつきで流行った『白い器』(パン景品ではなく)が最低数あればいいと提唱する天下のデザイナーさんもいらっしゃったが、なんとも同じデザイン業界としてさみしいじゃないかと思う。日常には不安定な気分もある。身の回りのものが救ってくれることもある。


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今夜も、我が家の夕食は中身が勝負ではない。だからこそ、Cocciorinoの土鍋を登場させよう。

うつわというのは、アクセサリーやファッションのように見せる喜びが少ないアイテムだが、せめて食べることを充実させる。自己満足はやさしくなれる。 これからも、わたしを、あなたを「救う(掬う)器」づくりに日々精進していく所存。


いつもの「なんちゃってレシピ」つけます。
「鶏肉のカレークリーム煮」ごはんにかけると美味しいです。


【鶏肉のカレークリーム煮】

1.タマネギをくし切りざくざく
2.鶏肉から脂身はぎとり食べやすいサイズに切る
(気にならない方はそのままで)
3.鶏肉に焼き目こんがりタマネギしんなり
4.塩コショウ、カレー粉小さじ1強入れ炒める
(おいしそうな黄色になればいい)
5.牛乳ジャブッとひたひたくらいに入れ煮込む
6.生クリームお好みの量入れる(★)
7.ハーブ(オレガノ、ナツメグ、チリパウダーなど)をパッパッする

★冷蔵庫に生クリームが常備されていることは珍しいと思うので、無い場合は米粉を水溶きしたものを牛乳で煮込んでいる中に投入。


写真のうつわ「ミニ土鍋」(ミニ)
※個展でご好評絵だったサイズ

Cocciorino 地球のかけら


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